
紙粘土のお雛さま
お店で陶器で作られた小さなお雛さまを見つけた。
土の香りのする焼き物のお雛さまもあった。
なんだか自分で作れそうなかんじがした。
でもサンプルがないとだめかも、とも思った。
夏休みに子供に買ってあげて、残っている紙粘土があるのを思い出した。
作ってみることにした。
でも、サンプルがない。
デパートの広告に載っている場合があるので探してみたが、ない。
お雛さまと内裏さまってどんなふう?
と想像しながら、とにかく作りだした。
お雛さまは平安時代の長い髪をひとつに束ねたものに。
問題はお内裏さま。
いったいどんな髪型だったっけ?と
横にちょんとだけ髪をつけてみた。
たれ耳の犬のようになってしまった。
頭の上に載っている黒い帽子のようなものも、どんな形だったか定かではないが、一応作った。
お雛さまには扇子を、お内裏さまには杓を持たせた。
「人形は顔が命」とは誰が言ったのだろうか?
目は楊枝でニッコリ笑ったように線を引いた。
乾燥させてから絵の具で彩色した。
金色もあったので、お雛さまの髪飾りと扇子、着物の模様に入れてみた。
お雛さまは赤い着物、お内裏さまは紫の着物。
桜の花びらも紙粘土で2枚つくり、その上にお雛さま、お内裏さまを乗せた。
出来上がりはやはりお内裏さまの髪型にだいぶミスがあった。
犬の耳のようになったのはまだ仕方なかったが、後ろ頭をハゲにしてしまったのだ。
まったくの肌色で塗ってしまったのだ。
ちょっと妙だが、わたしだけのお雛さま、お内裏さまの完成である。
使っていないガラスの鳥を置く用にあった黒い台があったので、それにのせて飾った。
子供たちには上手と褒められたが・・・。
上手、下手は関係なく、自分では気に入った。
友達がお茶に来た時、「可愛い。わたしも作りたい」と言ってくれたので、うれしかった。
男の子の家だけれど、お雛さまがあってもいいよね。
わたしだってちょっと(?)前までは女の子だったのよ。
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