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収穫の悦楽

「あたり前田のクラッカー」、現物ありき

わたしの友達で、当たり前と言う時、
「あったり前田のクラッカーよ」というコがいた。
だが、その「あたり前田のクラッカー」にお目にかかったことはなかった。
が、ついに見つけたのであった、その「あたり前田のクラッカー」を。
その出会いは唐突にやってきた。

いつも利用しているスーパーにいつものように行くと、
お菓子売場に見慣れない赤い袋が積まれていた。
その袋に、「前田のクラッカー」と大きく印字してあるではないか。
おお、まさかこれが、かの、「あたり前田のクラッカー」なのではないか・・・。
手にとってよく見てみると、袋の左上に、後光を射した馬のマークとともに、
「あたり前田の」というフレーズが、
小さいけれど確実にしっかりしとした印字で刻まれていた。
そのすぐ横、袋の中心に、「CRACER」と少々大きめな文字で書かれているではないか。
こっ、これがまさにあの、「あたり前田のクラッカー」なのだ。
そう思った瞬間、友達のあのフレーズが頭の中で甦った。
「あったり前田のクラッカーよ。」
運命の出会いの瞬間である。
袋には、商品名のほかに、
「お口にポイ!
かわい〜ぃクラッカー」と謳っている。
もちろん、お買い上げである。

さっそくみんなで食べてみる。
ちょっぴり塩味のイカスやつ。
1円玉くらいのサイズなので、そのままスープの浮きみにしてもいいかんじ。
まだ売っているかな?
また食べたい。
ああ、それにしても、現物に出会えてよかった。
日常生活の謎は、こんなふうにして突然解ける場合もあるのだ。


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