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収穫の悦楽

バストメイクブラ

インナーウエアのカタログが送られて来た。
「pj(ピーチ・ジョン)」というカタログ雑誌。
大手のメーカーに引けをとらない売上げだと聞く。
眺めていると、服の合間から見せてもかわいい下着がいっぱい載っている。
フリフリしていてアシンメトリーに裾が揺れるスリップドレスがあったりして、
バレリーナみたいなモノに憧れちゃうわたしとしては、1枚欲しいという気になった。
でも、わたしがこれ着てどうするの?という感もあって、これは見てるだけにしておこう。

以前、某通信販売で、小さな胸を大きく見せるという謳い文句につられて、ブラを注文したことがあった。

わたしのおっぱいは息子たち二人にあげたと思っている。
彼らは完全母乳で育った。
チット(長男)は1年1ヶ月、みい(次男)は1年3ヶ月、わたしのおっぱいを飲んでいた。
母乳をあげている時は、こんなに大きくていいの?というくらい胸が大きかった。
まさにミルクタンクである。
やせっぽちのわたしはよく母乳が出た。
母乳の出のいい人がかかる「乳腺炎」にもなってしまった。
これは、熱が高くてとても痛い。
悪い乳を出さなければならず、自分でしぼらなければいけないのだが、
熱で力が出ず、うぱ(夫)にしぼってもらった。
その時のうぱの一言。
「ホルスタイン一頭飼ってるみたいだ。」
うん、なるほどというコメントである。

母乳をやめると、胸はヒューと風船から空気が抜けるみたいに小さくなる。
1人目はよかった。
母乳をあげる前よりは小さくなったが、そんなに目立って大さには変わらない。
が、2人目は違った。
これはどうしたことか・・・というほど小さくなってしまった。
胸が大きくて自慢だった友達も2人目の母乳をやめた途端、
やはり、これはどうしたことか・・・というほど小さくなってしまったのだ。
別に胸で勝負して生きているワケでもないので、
自分の息子におっぱいをあげたことに悔いはみじんもない。
あのもみじみたいな手をそえて、おっぱいを飲む姿のかわいいこと。
わたしのおっぱいだけで、どんどん大きくなっていくというのも感動であった。

さて、胸が小さくなったその後、やはりある程度ないと服を着た時にキマラナイ。
特に夏は薄着なので困る。
カラダから浮いた服はやせっぽちのわたしをより貧相に見せるので、
一枚勝負の時は、ある程度カラダにフィットする服を着ることが多い。
下着でバストメイクをするのが当たり前の昨今。
わたしもボリュームアップブラをいくつか買い込んだ。
ある日、カラダにピタッとくるリブ編みのコットンセーターを着て出かけようとしていたら、
チットが学校から帰ってきた。
わたしのバストメイクされた胸を見て、「ビクッた」とのけぞっていた。
子供がびっくりするほど、下着の効果は高いのである。

通販で注文したブラの話にもどりましょう。
そのブラは、最大で1、3cmのパッドが入っているという。
これはすごい胸が作れそうだと期待して、届くのを楽しみにしていた。
そして届いた包みを開けてみると、「なんだこりゃ。」
ブラというよりボールのようだ。
つけてみると、そのボールブラは胸から浮いてどうにもならない。
これは、パッドが恐ろしく厚すぎる・・・。
やりすぎというもの。
かわいいデザインだが、わたしにはムリがあった。
通販を利用する人は勇気を持たなければダメだ。
いらない物は買わない。
もちろん返品である。

もう春はすぐそこ。
薄着の季節がやってくる。
バストメイクはかかせない。
よせて上げる深い谷間はムリだが、サイズアップで気分だけはぷりんぷりん。
オシャレを楽しみたい。


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