
ヤンキーザリガニ
我家にまたしても小さな仲間が増えた。
そいつは座間谷戸山公園のわきみずの谷にいた。
チット(長男)が釣ったアメリカザリガニである。
何匹か釣ったうちの1匹だけ我家の住人とすべくお持ち帰りした。
この真っ赤なザリガニは、先住民のザリコ改め、ファイヤー(みい(次男)が命名)と同居することになった。
名前はサンダー。
ファイヤー(火)とサンダー(雷)という無敵な組合わせだ。
金魚鉢の中にザリガニの家となる小さな素焼きの植木鉢を横にして入れてやった。
それぞれ、自分の家に入っていることもあるが、
この間は2匹仲よく同じ家に入っていてほほえましい。
でもこのサンダー、なかなかのツワモノなのだ。
その片鱗は釣った時すでにわかってはいたのだが。
釣ってから地面に置くと、ふたつのハサミを持ち上げて威嚇のポーズ。
チットとみいの指を挟んだ。
「血がでた!」と子ども達はびっくりした。
でも、威嚇のあまりの勢いに自分で後ろにひっくり返ってしまうところがご愛嬌だが。
ザリガニは金魚鉢、すなわちガラスの中で飼っているため、
割られては大変と子どもではなくわたしが水を取り替えている。
ザリガニは水道水でも平気だから世話はしやすい。
ちょっと持ち上げてみようかなとサンダーつかもうとすると、
なんとわたしの指を挟んだ。
痛い!
ファイヤーはわたしを挟んだことはないのに!
「悪いコ!どうしてお母さんの手を挟むの!ダメでしょ!」
とサンダーに向って怒っていたら、
「お母さんがザリガニとケンカしてる」
とチットに笑われてしまった。
それにしても、このイタズラ坊主、今後の水換えが思いやられる。
この夏休みの毎日、二人の息子に反抗されてそれでなくともクタクタなのに、
ヤンキーザリガニまで加わったとなれば、
わたしはもうお手上げかも。
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