
「バラ」の本
もうずっと前から、バラの絵の本が欲しかった。
バラの写真集ではなく、バラの絵がちりばめられ、
バラの名前がわかる、そしてそのバラの特徴もわかる、
バラの植物図鑑みたいなもの。
欲しかったのだ。
先日行った出光美術館の帰りに、久々に銀座に出た。
そこで見つけたのがルドゥーテの「バラ」。
プランタンのバーゲンブックで、お店の外でワゴンセールをしていた。
見つけた時に思わず、「あぁっ」と小さく声を上げてしまった。
以前、ルドゥーテの展示会で感動してからすっかりその絵に魅せられてしまったいたから。
そのルドゥーテのパリで出版された「バラ図譜」の復刻版。
バラ品種の用語解説もついている。
なにより絵が一枚一枚大きくて、ページをめくるたびに本当にうっとりしてしまう。
めくるめくバラの世界。
紅いバラ、ピンクのバラ、白いバラ、黄色のバラ・・・
スコッチローズ、フロレス・ロサエ、ヨーク・アンド・ランカスター、ロサ・アグレスティス・・・
響きの美しいバラの名前を口に出して言ってみる。
それだけでも夢のような心持ちである。
そうだ、フジコ・ヘミングのカンパネラを聞きながら・・・。
ピアノの音に揺られながら眺めるバラのボタニカルアート。
花びら一枚にも魔法がある。
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