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収穫の悦楽


炊飯器くん

結婚して以来ずっと我家で働いてきた炊飯器がくたびれてしまったので、
新規交代した。

新しいものは、パンも焼ける炊飯器。
以前のものから足掛け15年も経っているので、
炊飯器も進歩したのだろう、新しいもので炊けばかなりお米の味が違うのではないかと期待したが、
別段変わりないふうに感じる。

新しいものはご飯の出来上がりのかたさを選べる。
そこからわかったことは、我家はやわらかめのご飯が好きだったということ。
以前のものはご飯のかたさを選べなかった。
まだパンは焼いたことがないけれど、
今度挑戦してみよう。

15年目の古い炊飯器は、なぜか「炊飯器くん」と呼ばれていた。
花のクリアシールを貼っておめかししていた。
わたしたちの一家のご飯をずっと支えてきたんだなと思うと感謝もひとしお。
ごはんって命の源で、日本人で、お米は主食で、その白米を炊く炊飯器。

炊飯器くんは役所に問い合わせたところ、
本体はプラスチックなので燃えるゴミ、お釜は金属のゴミということだった。
どうもありがとう、お疲れさまとうぱ(夫)と古い炊飯器くんに別れを告げた。

次の日、マニュアルをチョコット読んで新しい炊飯器君とのお付き合いが始まった。
夕飯の時、4合炊いて空っぽになる時もあるほど、子供たちはよく食べる。
食べていれば大丈夫!
心もカラダもO.K。
新しい炊飯器は8合焚きにした。
これから来る子供たちの恐るべき食欲に備え準備万端。
うぱは、成長期には、7杯食べたと言っていた。
おそらくこれから10年以上は我家の食卓を支えてもらうので、
家族ともども元気でいよう。
よろしくね。



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