
彼女はそれを"セクハラ"と呼んだ。大学教授と女子大生。
<作>デビッド・マメット <翻訳>酒井洋子 <演出>西川信廣
<出演>長塚京三、永作博美
8/6〜8/22 東京・PARCO劇場
8/24〜8/29 大阪・近鉄小劇場
9/1〜9/2 名古屋・アートピアホール
9/7〜9/9 福岡・ももちパレス
・もぐら評。「緊迫感たっぷり。恐るべし・・・」
前半部分はすごく難しい言葉で会話のペースがかなり速く、またその会話も
(役の設定上)お互いにまったく聞く耳を持とうとせず、かみあわない言い合いで進むので、
「おいおい、こんな調子で終始いっちゃうのか?」といらいらしながら観てました。(笑)
はたして他の観客は理解してるのか?理解にくるしんでいるのはもぐらだけか?
と思ってたら、一緒に観ていた石津も桑沢さんも「わかんねえ・・・」とぼーぜんとしてたので
あーそっか、みんなわかんないのね。と一安心。(おいおい)でも、役者ってすごいねえ。
あんなに早いペースであんなにたくさんの難しい台詞がよく次々と出てくるもんだ。
後半部分は前半、あれだけうろたえて混乱していた永作ちゃん扮する女学生キャロルが教授(京三)
を窮地に追い込むその豹変ぶりがみごと。前半部分のやりとりが、ああ、こういうこと
がこんなにまで発展しちゃうんだって恐ろしくなった。親身で何気なく使った言葉と行動が
受け手によってすごくねじまがった誤解を生み、果てには他人の地位や名誉までを奪い取ることだって
できてしまうその凄さを見せ付けられたかんじ。今回は「セクハラ」をテーマに見事にそれを
二人で見事に演じてました。最後の言い合いの部分なんかは本当に緊迫感たっぷりでした。
京三も永作ちゃんもさすがといったところです。終わり方はけして後味のいい終わりかたではないのですが、
これはこれで、もぐら的には嫌ではなかったけどね。キャロル(永作ちゃん)の一番最後の「そう、これでいい・・・」
って言葉がすんごく印象的でした。観た人はわかるよね。
最後に二人はごあいさつをして仲良く腕を組んで去っていきました。
ああ、うらやましや。永作ちゃん・・・。(8/15、PARCO劇場)