俳句の部屋                

以前少し習った俳句を又始めました 子供達も成人して出来た
自由な時間・・・これからの趣味の一つになると良いのですが・

2008年9月 より(^-^*)ノ

6月 7月 (2009)  
辻曲がり掛け声ほどには鉾の山 コンチキチン祇園祭りの真っ只中
ちまき売る児のいて祇園宵祭り(季重ね?) 子育ての燕飛び交う直売所
カフェテラス蓮池の風受けている  ヨシズして仏間の窓を開け放つ
蓮池や古代団子の濃茶色 過去の彩未来の彩や七変化(紫陽花の事)
山塊にまことそれらし姫小百合 紅白の天竺牡丹咲き初む(ダリヤの事)
鬱きたと思うや躁きて合歓の花 では又と握手の余韻合歓の花
子の云えり初生り茄子を仏前に 初めての菜園曲り茄子ばかり 
モンローという名の薔薇の赤フリル 青春のオードトワレは白い薔薇
観て撮って嗅いで一巡薔薇の苑 頬なぶる千の風かも麦の秋(6月の季語) 
万緑や湯の華匂う会津路 万緑や越し行く人の三世代
万緑や夫の記せし手書き地図  ひねもすをフリータイムで遠郭公
春 桜 (2009)
春時雨甲斐の水晶見てる間に 参詣の甲斐路は富士と花吹雪
椿落つ褪せてからでも良かろうに 枷外れ暫し花見に明け暮れん
散り急ぐ花に手立ての無かりけり 着古しも捨てられぬまま衣替え
爛漫の桜見た夜の浅眠り 故郷の訛りとび交う花の宿
学僧の草履花山駆け上る 賑わえる中に独りの花見かな
良い人を演じたつもり花の宴 男等の尼寺跡や花の宴
春彼岸説教前の釈迦のうた 生死問う映画の余韻春寒し
古雛も一役担う町興し 観梅や古刹の鯉の太りをり
冬 寒 (2009年)
初雪の外れてランチタイムかな 作務衣着る人と連れ合ひ寒牡丹
思い発つ独り遠出の冬の滝 御老公の閑居西山冬温し
寒風を避けし小卓や占い師 寒の旅母の形見の腕時計
初春 (2009年)
ようやくに住み慣れし街初日かな 古家ごと狭庭初日に包まるる
大望のなくて平穏初詣 病む友に吾の為すこと初詣
良縁の有りとおみくじ初詣 初富士の彼方に吾のルーツあり
年の瀬の句(2008年まで)
歌合戦見て幾年の晦日蕎麦 飾りつけ終えし忌明けの年忘れ
頑張りも効かぬ齢の年用意 何時の間に息子頼みの年用意
介護車の来ている孤宅実南天 正月の予定記して新手帳
秋の句
夕紅葉それほどまでに燃えずとも 明時の墓に紺菊月初め
懸崖につくる菊師のまろき背ナ 下野の防人(さきもり)街道菊日和
渋滞を避けたつもりが照紅葉 新米のつかみ取りして農業祭
朝霧の深きに独りたのしめり マイペースの児がいて園の運動会
落つる陽を見てお月見となる散歩 出来秋の生産名入り直売所
腑の機嫌損ねて秋の野菜粥 ティータイム切れぎれに鳴く昼の虫
爽やけしやようこそ君は孫として  (初孫が生まれた時) 曼珠沙華急拵えの駐車場
好きな人嫌いな人いて曼珠沙華 秋高し初めて記す遺言書
夏の句
幼子の持つ危うさや盆提灯 ビール飲む息子相手に憂いごとを
寝つかれぬ暑き夜半に聞く落語 歌手が来て向日葵祭り過疎の村
今日の無事感謝の祈り桑の実酒 迎えたる園車や孫の大昼寝
山里のダンプ街道合歓の花 病後の素顔隠して夏帽子
稜線の先は故郷大夕焼け 浜露台偕老と食ふ白子丼
止める人無くて遠出の雷雨かな 見覚えのある四丁目薄暑かな
梅雨晴れて使い切りたる二日間 癒される話題が欲しい梅雨寒し
寺隣り鉢に育てし蚊帳釣り草 十薬に狭庭取られてしまいそう
夏草や放たる牛の耳飾り 善き友や今が幸せ薔薇を描く
葛折り息切れあたり滝しぶき 荷も増えてだらだら坂の街薄暑
里帰り母は鷺草縁に置き (遠距離介護の時)
初夏の句
全開の愛車の窓や行々子 湿原の目覚めてやしお躑躅かな
鯉を釣る人は寡黙や行々子 芭蕉巻葉植物園の研修生
若葉風書展の文字の跳ねてをり 釣り船の朽ちたる岸辺行々子
一雨を受けてうな垂る牡丹かな 天井画百人一首白牡丹
本堂に監視カメラや風五月 (朝日新聞栃木俳壇入選) 肩凝りの三日続きや牡丹咲く
春の句
裸婦像の前で待ち合う春の雨 廃村の遺跡一巡春日傘
齢より氣の若かりて春の服 派手かしら迷い心や春衣買う
消したくも消せぬ一言落椿 花街の内は見せじや春すだれ (京都にて)
春愁や娘に諭される身となりし 小路出で小路へ舞妓の朧かな (京都にて)
春愁やいい訳はなし夕支度 無計画という贅ありて春日陰
秩父札所徒歩巡礼の句
巡礼の読経は森に我の花 莪の花眼下に御座す結願寺
熊避けの唱歌は森に著莪の花 莪の花これより二キロ峠越え
古板の巡礼マップ著莪の花 参詣の七つ道具や莪の花
桜(花)の句
花満ちて大渋滞の中にいる 山桜女行者に追いこさる (吉野山にて)
花の寺独り参加のツアーにいる 花疲れ乗り継ぐ電車空きのなし
麓から上からも見て花一山 花の寺夫を支える妻のいて
僧侶行くピンクロード花日和        
早春の句
春霞我が身いたわる日と決めし 独り居の軒よりまん丸春の月
夫の忌や弥生初めの風強し 春彼岸墓守と食う酒饅頭 (朝日新聞栃木俳壇入選)
待つ人の無くも急ぎし春夕焼け 春昼や文字定まらずうたた寝す
春浅し税務署員の疲れをり 偕老の交互に撮りて梅日和
盆梅の香り和らに申告所 風まかせ野鳥まかせや猫柳
冬の句
風花や尼の声澄む大御堂 神官の声門外に初時雨
再会は涙が先に寒椿         


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