星明かり

迷うことに 慣れてしまった
私の選んだ 色眼鏡
今日は夕立 明日は曇り
強い陽射しに 手をかざし
虹色の傘を 投げかける

溜め息つないだ 首飾り
薄く濁って 凍えて揺れた

まどろみくぐる さなぎのように
時を信じて待つこともせず
くつろぎ宿す 卵のように
時を信じて護りもせずに

紡ぐ言葉は 空の上
星に連なり 流れて消えた

見ないことを 覚えてしまった
私の結んだ 目隠しは
今日も夕立 明日も曇り
鋭い光に 目を逸らし
空色の風を 背に受ける

吐息束ねた 髪飾り
淡く煙って 震えて泣いた

ほほえみ隠す 蕾のままで
時を感じて咲くこともせず
やすらぎ満ちる 胎児のままで
時を感じて目覚めもせずに

辿る言葉は 空の上
星に重なり 霞んで融けた

掬ったはずの 砂はこぼれて
香炉に揺れるは 空蝉の羽
障子に映るは 影蛍

水に沈んだ月を捜して 波間に舟を出したなら
固くねじれた指先も 紐解くことができるから

錆びた絵筆は 海に還して
星降る夜の丘を知る
花をたよりに いきましょう


sentene ...空弧さん
illurst...mono黒


まずは空弧さんに御礼申し上げます。
2001/7/26にいただいた詩に私がイラストをつけさせて
頂きました。
彼女の詩はいつも私の創作意欲を書き立てます。
美しい言葉は綺羅星のようにちりばめられて
目をつぶると自然に絵が浮かんでは消えて行きます。
本当に素敵な作品をありがとうございました。
これからも、素晴らしい作品を紡ぎ続けて下さい。
それを拝見できるのは、私にとって、本当に幸せな事です。
そしてまた、貴女の美しい文章に私のイラストを添えさせていただけたらと思います。


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西



         西