.「燃える情念の匂いよ
深くたぎり渦巻く灼熱よ
身を焦がす
心を抉る
我が額に残るのは
この額の一条の刀傷はどうしたんだろう?
そして、この人はどんな情念を燃やし続けているんだろう。
作者ながら、考えてしまいます。
色々とドラマチックな事を想像しながら描きました。最初は見まごうばかりに美しい顔に傷をつけてみたかった
と言う単純な発想でこれを描きはじめたのですが
何度もひつこくひつこく、その表情や刀傷を描いているうちに
なぜかその傷から情念が沸き上がる感じがして恐くなりました。
人の情念と言うのは、例えば月明かり、例えば花びら一枚からでも
易々と揺りおこされ、そして深い処から沸き上がって来るものじゃないんだろうか...
そこまで情念を燃やした事が無い私ですがなんとなく想像してしまいます。