いいかげん2007−5
スリルな神戸とパーフェクトな京都
二夜連続のJulieコンサート。神戸と京都。堪能した。
同じJulieなのに、生きている人間というのは、その時その時でこうも違うのだ。まさにライブの醍醐味を味わった二夜だった。
一言で言うと、スリルな夜の神戸と、パーフェクトな夜の京都だった。
どちらが素敵なJulieと訊かれれば、どちらも素敵と答えよう。
まずは、神戸。
鈍感な私でも分かる曲のつまずき。歌詞間違え、遅れ、早口言葉、詞の創作etcのオンパレードだった。
「いくつかの場面」で、歌詞が出なくて早口になったとき、ひやりとした。この大切な歌が完璧に歌いきれなかった。残念。私だったら、それを気にしてすぐに立ち直れないけど、Julieはプロだから、それを引きずらないで、次の曲に向かうんだ、さすがと感心して聴いていた。
後半、初っぱなの「生きてたらシアワセ」から、また早口言葉が出た。でも、のりのいい曲は、そんなこと気にせずリズムに乗って行けるからいい。
しかし、「天使に涙は似合わない」と「探偵〜哀しきチェイサー」の間違いにはドキドキしてしまった。
「天使で〜」で歌詞が飛んだ後で、「探偵〜」は大丈夫か、Julie頼みますと祈った。特に、「探偵〜」はパーフェクトを聴きたかったのだ。
ああ、歌詞が違うと分かったときのドキドキ。こころなしか、バックの演奏もドキドキしているみたいに聞こえる。それでも、何とか終わりまで歌いきろうとするJulie。さすがだとまた感心する。
まるで綱渡りをしているように、ひやひやしたりドキドキしたり感心したり忙しい。
でも、本編最後の最大の聴かせ曲「そっとくちづけを」が素晴らしかったら帳消しだと思った。渋谷で間違えてしまったのが、心残りだったのだ。
私の願い通り、素晴らしく完璧に歌うJulie。「そっとくちづけを」完璧!と、新聞の大見出しのようなフレーズが頭に出たとき、最後の最後で、間違えた!ガクッ。惜しかった、もうちょっとだったのに〜と心で唸る私。
結局、ポイントと思われる曲がみな不完全燃焼。一番残念だったのはJulieだったろう。
アンコールで出てきたJulie。昨年の心細くなるようなトークを思い出す。あのために私は不安を増大させて、勝手ながら、仕事を辞めるきっかけにしてしまった。結果的には辞めて大変よかったと思っているが。
今年はそんなこともなく、Julieは年齢を超越した可愛さでおしゃべりをする。少年のようだ。しかも、トークショーのように長くおしゃべりをしてくれた。嬉しい言葉も言った。「死ぬまでいっしょなんですから」(正確ではないかもしれないが)
失敗は何も気にしていないように見えた。
ところがだ。「アマポーラ」が、本日最大のドキドキだった。Julieは歌詞を探りながら不安そうに歌っている。バックも、何とか合わせようとしている。すごいと思ってしまった。Julieとバックは一心同体なのね。
Julieは気にしていたのだ。みんなを満足させられなかったことに、心の奥で動揺していたに違いない。それが出てしまったのだと私は思う。おしゃべりが長かったのも、埋め合わせのつもりかも。
Julieは機械じゃない。パーフェクトな歌詞が望みなら、家で、CDを聴いていればいい。でも、私は、生のJulieの生の声が聴きたいのだ。
こんなにスリルな夜はめったにない。プロなら完璧に歌えという人がいるかもしれないが、私は、歌詞忘れの多さを少し気にしつつも、Julieとジュリーズのステージに満足していた。
次の日は京都。久しぶりの京都だ。席が前から6列という絶好の席。私は双眼鏡を使わずにJulieを見ることができた。近くで見るJulieは、素敵と言う以外にない。みんなに、一度は近くでJulieに逢わせてあげたいと思った。
少し上手側だったのだが、Julieが左を見たとき、私と視線がぴったり合ったような気がした。幸せな勘違いだ。でも、そう感じたままにしておこうと思った。「メガネの人がいるな」と思ったかもしれないじゃん。
さて、京都は、神戸と打って変わってパーフェクトだった!私的に。
少々の間違いはあったらしい。でも、私は気付かなかったからいいのだ。
「いくつかの場面」は完璧だった。Julieの脳内で、いくつかの場面が交錯する京都だったのだろうか。やはり完璧に歌うと、完璧に歌の世界に行くのだろう、Julieの声は震えた。
昨日失敗した曲、全てパーフェクトだった。「天使〜」も「探偵〜」も素晴らしかった。Julieが魂をこめて歌っているのが、ひしひしと伝わってくる。
そして、「そっとくちづけを」も完璧に歌いきった。私は、涙が出た。やったねJulie。いい歌だ。
ジュリーズのメンバーの嬉しそうなこと。演奏も弾けていたよ。特に柴山さんに近い席だったので、笑顔全開の嬉しそうな顔が何度も何度も見られた。きっと、本当に、今日のJulieが嬉しかったんだね。私達といっしょなんだ。
もちろん、アンコールの曲も完璧。素晴らしかった。これ以上ない満足感を味わった京都の夜。
昨日と同じ人とは思えない。昨日は一体なんだったのと思う。
黒いピエロと白いピエロくらい違っていたよ。わずか二晩で、両方を味わうなんて、究極のラッキーかも。
この影に、見えない努力があったかな。あったかも。なかったかも。私には分からない。
でも、言えることは、Julieは完璧に私達を満足させようと努力するだろうということ。たまたま、神戸では、それができなかった。口惜しかったに違いない。
京都のようなステージがいいに決まっている。感動ものだ。でも、がっかりしなくていい。Julieとは死ぬまでいっしょなんだから。それは、次の幸運の布石かもしれないから。
フフ、何があっても、Julieを楽しむ事ができるなんて、私も、なかなかファンとしてプロね。(言い過ぎ)
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