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Hibワクチン
●Hib(ヒブ)ってなんだ?
Hibとはヘモフィルスインフルエンザb型という細菌のことです。かつてインフルエンザの原因と誤認されたことがあるのでこの名がありますが、冬に流行するインフルエンザとは関係ありません。乳幼児(5歳以下)の細菌性髄膜炎(素人言葉ではノウマクエン)の主な原因菌です。わが国では、年間数百人の子どもがこの病気になっていると推定され、
(インフルエンザの脳症が年間100〜200人ぐらいですから、それより多い!)死亡率が5〜10%、助かっても脳の後遺症が残ることが多い恐ろしい病気です。
●Hib髄膜炎はワクチンで防げる!
Hibは耐性菌が多く、髄膜炎を内服の抗生物質で確実に防ぐことは出来ません。欧米では既に10年以上前からこの細菌に対するワクチンが公費で接種され、Hibによる髄膜炎は激減しています。ワクチンによる予防が一番有効なのです!(ちなみに、インフルエンザの脳症はインフルエンザワクチンでは充分に予防できないようですから、こちらの方が有益度が高いと言えます。)
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日本でもやっと接種が認可
わが国ではこれまでこのワクチンの接種すら認められていませんでしたが、やっと接種の認可がおりました。私たち小児科医としては、是非とも公費でこのワクチンを接種できるようにして欲しいのですが、残念ながら当面は任意接種(自費での接種)です。
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Hibワクチンの副反応
今回、接種が認められたワクチンはフランス製で、アメリカ合衆国を含む世界の多数の国ですでに使用されています。
これまでのところ、三種混合ワクチンやインフルエンザワクチンと同様の、接種局所の発赤や腫脹(程度の差はあるが、自然に治まる)その他の比較的軽微な障害以外は、
このワクチンに特有の重大な副反応の発生は報告されていないようです。(どのワクチンでも見られる、きわめてまれな、特異体質によるアレルギー反応などは除きます。)
ちょっと気になるのは、このワクチンがフランスのウシに由来する成分を原料として含んでいることです。フランスはBSE(いわゆる狂牛病)の発生国であり、
このワクチンの使用は、BSE発生国原産のウシに由来する成分を医薬品の原料として使用しないとする、現時点でのわが国の取り決めに反しています。
ただ、欧州薬局法委員会からは安全を保障する証明書が出ているそうですので、このワクチンを接種することで狂牛病が伝染する可能性はきわめて低いと考えてよいのでしょう。
しかし、接種を希望される保護者の方はこの事情を一応理解なさった上で、申し込みをされるようお願いいたします。
以上のようにとても大切なワクチンなのですが、
肝心のワクチンが極端な供給不足です。
接種のご希望にこたえることが大変難しい状況になっています。
Hibワクチンの予約方法、のページをご覧下さい。
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