
諏訪湖を源とし長野県から愛知県をかすめて 静岡県浜松市の東の太平洋にそそぐ天竜川の ほぼ中ほどにある「佐久間町」。
谷深い山間の町に いにしえより 語り継がれて来た数多くの「民話」。
そして これからも語り継がれて行くことでしょう。
大洞山の「コイ」
むかし むかし 城西の「大洞山」の ふもとには 小さな滝壷があって
そこには すごく でっかい「コイ」が棲んでたんだって。
その「コイ」はネ、どんどん 大きくなっていって、岩に尾びれをぶっつけたり、浅瀬に乗り上げたり
じきに その滝壷では泳ぎまわることも 向きを変えることも出来なくなりそうなので、「コイ」は
滝の上のほうを見上げて
「あの 広い空なら 自由に泳ぎ回ることが 出来るずら」と 考えたんだって。
大洞山の 断崖絶壁は 下から見ると 空まで届きそうに 見えたのでしょう。
「コイ」は 滝を登って 空へ行こうと決心しました。
だけど 空は とてつもなく高くて滝の途中まで登るんだが力尽き
登っては落ち、また 登っては落ち、
何とか登ろうと思って 毎日一生懸命 繰り返しておったんだって。
すると ちょうど二十一日目の朝 大洞山の「仙人」が現れて
「そんなに空へ行きたいのなら行かせてあげよう。」と
望みをかなえて くれました。
その「コイ」はネ 今でも五月のお節句が近づくと
たくさんの家族を連れて来て 大空を元気良く泳いでいるんだョ。
今はネ この城西地区のはずれの 少し離れたとこに 製材団地があってね。
細い丸太や太い丸太が いっぱい置いてあって
大きな音がして 丸太を挽いとるョ。
ここにある 製材所はみんな 産直住宅「さくまの家」の組合員だということで
それぞれの特徴を生かして お互いに協力して
お施主さんの 健康を考え 丈夫で長持ちの「さくまの家」の材料を
調達しているということです。