グットラック(有馬記念)

しとしと降る雨が雪になりそうなくらい冷え込む東京。
jackpotにはいつものメンバーが集まり有馬談義に花が咲く。
すっかり借金を返し終わった美和はホステスはしなくなった。
ちょっと変ったことといえば、田島の姿が見えないことぐらい・・・。

「田島さんが若菜ちゃんと付き合ってるらしいよ」
そうコウシャクが言う。
「ホンとかよ!」
健が興奮する。
「ああ・・なんでも見た奴がいるとか」
「俺も見たな・・・でもあれが長瀬かどうかは?」
そう黒川も言った。
「一度問い詰めたいだがな〜。最近ご無沙汰で・・・。」
そうコウシャクが言う。
「ところで俺はファインからドカンといくつもりや!」
そう健が言うとすかさずコウシャクが
「また武豊か・・。俺はシンボリや道悪も上手いしペリエで文句なしだ。」
高橋も
「ファイン、シンボリ軸で3連複を買うよ」
そんなに堅い有馬なのか?
氷を持ってきた美和は
「トップロード最後なんでしょう?渡辺くんに戻ったトップロードがラストランで
勝って涙涙で今年を終わるのもいいんじゃない」
そう言った。
「日本人は浪花節が好きだからな。何でもありの有馬に予想は無用だな」
そう黒川。
「過去の有馬を歴史がそうも物語っている。重馬場でジャングルの出番もありだな」
黒川がジャングルからのようだ。
「穴ならアメリカンボス・・・。」
そう黒川。
「それはもうないだろう?スローで瞬発力勝負はありえない。」
とコウシャク。
「いや引っ張って逃げるといったタップダンスシチーが逃げれないとしたら?
案外スローになるはず。そうしたら前にいる馬が有利だ。そうい意味では
コイントスにも魅力を感じる。」
「レバタラは予想に禁物だよ」
「それは馬券を買った後の話だろうが?」
「典に乗り変ったエアは?」
そう高橋。
「3着狙いに徹するだろうな。あの男は。」
黒川がそう言う。
「時計的には何でもありの有馬記念やな。エアの目もあるんじゃないのか?」
とコウシャク。
「逃げ1頭のタップダンスの逃げ残りはないのか?」
そう健がいう。
「これが一番怖い。騎手心理で有力2頭をマークで逃げ馬を逃がしてしまった時だ。」
「そうそう。馬場が悪いだけに気が付いたら追い込めない」
黒川とコウシャクが一致した。
「どれくらい勝負するんだ?」
そう黒川に聞く。
「有馬に大金はたいてもな・・・・・まあ宝くじより確立はいいがな」

寒いと思ったら、窓の外は白いものがちらつき始めた。
今年ももう終わる。グットラクだ。