一気通貫(マイルCS)
美和が戻ったJackPotは活気が戻った。
連日美和目当ての客が増えて、順調に借金も返せ始めた。
とは言っても、美和に接客させるのはマスターにとっては辛い日々だ。
仕事とはいえ美和が他の男に肩を抱かれたり、お尻を触られたりするのは
嫉妬心に炎が尽き、せつない気分にさせるのだ。
そんなときはついつい自分でもバーボンを空けている。
美和も半分酔っ払いながら上手く客をあしらってはいるが、店外デートを誘われたり
するのだ。
美和もマスターの気持ちを知ってか、店が終わった後は自分の方が疲れているの
にも関わらず凄くやさしく接してくれる。
借金が返し終わるまでの辛抱や・・・そうマスターは自分に言い聞かせている。
六本木の小ぢんまりとした洒落たショットバー
週末だと言うのに客は1組しかいなかった。いかにも隠れ家といった趣きだが、
経営者は利益追求に走ることなく、客優先の経営をしている。
利用者も芸能人が多いのもその所以だろう。
その一組にカップルは田島と長瀬だった。
長瀬もドラマの収録の合間を縫ってのデートだ。
田島はまた打ち合わせを口実に長瀬を呼び出した。
長瀬と話すたびに親密になっていくように感じていたが、父親と投影していた
長瀬の気持ちをもっとはっきり聞きたかったのだ。
単なる父親代わりなのか?そう感じずにはいられなかった。
「またちょっと酔ったみたい・・・・」
「水貰おうか?」
「大丈夫・・・田島さんのお話はいつ聞いても楽しいわ・・。」
「そうかな?父親代わりだからな」
と言って笑った。
それを聞いた長瀬も肩を田島にもたれ掛けた。長瀬の大きな乳房が田島の腕にあたり、
慌てて肩を抱いた。長瀬の顔は田島の胸にうずくまった。
「こうしていれば少し休まるよ・・・」
「うん」
と頷く長瀬。
時計を見ると日付が変ってだいぶ経っていた。
「そろそろ帰ろうか?」
そう言ってマスターにタクシーを頼んだ。
タクシーで長瀬を自宅マンションまで送る。長瀬は疲れと酔いで眠っていた。
「若菜ちゃん、ついたよ」
「父親なら最後まで送って・・・・」
そう長瀬は言った。大目にタクシー代を運転手に渡しタクシーを降りた。
長瀬の一言で二人に運命は瞬時に確定した。
部屋の扉を開けて部屋に入るなり田島は長瀬を抱きしめた。
長瀬も田島にしがみ付くように抱きしめた。
そして熱い口付け・・・舌と舌が絡みあう官能的なキス。
アルコールの匂いと唾液が混じってクラクラした。
肩を抱きながら部屋の奥のベットまで長瀬を運び、黒のカーデガンを脱がせる。
二人見つめあい、田島が
「愛してるよ・・・」
そう言って再びディープキスを交わす。
抱きしめながら白と黒の千鳥柄のワンピースのジッパーを下げ、そのままベットへ
倒れこんだ・・・・。
2人一つのベットで朝を迎え、田島の腕枕で長瀬が幸せそうな顔している。
「父親とこんなことになっていいのか」
そう田島が聞く。
「私は将来、お父さんみたいな人と一緒になりたいの。だから父親代わりっていうのは、
私の彼氏ってことなの。」
そういった長瀬は少し照れたようだ。全てが繋がって理解できた田島は、
再び長瀬の唇を奪い、豊満な乳房を弄んだ。
「あ〜だめ、朝からエッチな・・田島さん・・・ハァ・・・」
首筋に舌を這わせながら
「ところでマイルチャンピオンシップは何からいくの?」
と聞く田島・・・
「ブレイクタイムから・・アドマイヤ、モノポ、エイシンプレストン、ゼンノ、グラス、トウカイへ・・・」
そう言い終るのもわからないうちに、昨夜と同じく愛を確かめ始めた・・2人。
さてさて2人の恋の行方は如何に・・・