マクロスシリーズ言いたい砲台




ここでは、今までにTV、OVA、劇場版、TVゲームなど、各媒体で発表されたマクロスシリーズのうち、
私が実際に見たものについて、簡単につらつらと語っていきたいと思います。
なお、かなり独善や偏見が混ざっています。あらかじめご了承ください。



超時空要塞マクロス
TVシリーズ/ビデオ、LD全12巻


やっぱり、全ての原点ですよね。当時小学生だった私を、あっという間に引き込んだ「バルキリー」のかっこよさ、雄大な世界観、そして、ハラハラドキドキの三角関係(笑)。「ガンダム」に並ぶエポックメイキングな話となるのも、当然かと思います。

この話は、「戦場で、アイドルの歌が流れる」というところに尽きるのではないでしょうか。
それにしても「きゅーんきゅーん、きゅーんきゅーん、私の彼はパイロット〜♪」と言う歌が宇宙的人気を獲得する様は、シュール以外の何者でもないと思いますが、どうでしょう。

ところでこの話、「ミンメイ振って早瀬大尉とくっつく」という結末に、私としては惜しみない拍手を送りたいですね。だってどー考えても早瀬大尉のほうがいい女じゃないですか。アイドルしてた頃はさんざん振り回してたくせに、戦争終わってドサ回りに落ちぶれたとたん、猛烈にアタックかけるたあ、何様だリン・ミンメイ、と切に思ったものでした。




超時空要塞マクロス〜愛、おぼえていますか〜
劇場版/ビデオ、LD全1巻


「マクロス」の名を普遍的なものにした名作。ストーリーも、TV版のよさを継承しつつも、劇場版サイズに上手くまとめたものでした。

しかし、私にとって、この作品の評価は意外と低いんです。それは……。
マクロスの腕が、なぜアームド1、2なのだあっ!!
ここです、ここにつきます。
「超時空要塞」であるマクロスのデザインの本当の素晴らしさは、右手が揚陸艦、左手が空母というキテレツかつダイナミックな点だと、私は固く信じているのです!
もちろん、SF考証とか、リアルさとか、そう言うことを言い出すと、私の言っていることは邪道でしょう。しかし! 現用の水上艦艇(に限りなく近い)強襲揚陸艦ダイタロス、空母プロメテウスを「一部」にしてしまうからこそ、マクロスが「いかに巨大であるか」をバッチリ表現できたのではないでしょうか。
ここで終われば、映画だけの話しとして何てことないのですが、このおかげで、これ以降描かれるマクロスはみんなアームド1、2のバージョン……(血涙)。

いや、そういうつまらないこだわりを除けば、本当に見ておいて損はない映画でした。

ところで、「正当」続編であるマクロス7、マクロスプラスは、あくまでTV版の続編であって、この映画は「劇中で戦争終結記念に作られた映画」という位置付けだそうです。なんだかね。




超時空要塞マクロスU
OVAシリーズ/ビデオ、LD全6巻


いつのまにか「なかったこと」にされてしまったこの話。
でも、私は結構好きなんです。マクロスの世界観をダイレクトに継承しつつ、ゼントラーディ戦艦を4つくっつけた「マクロスキャノン」なるバカでかいメカや、バルキリーVF-1をよりシャープにし、よりいっぱいごてごてパーツをつけたバルキリーUはかっこよかったし、あいも変わらず歌ぁ歌うねーちゃんじゃなくて最初ケンカ腰で出会うねーちゃんとくっつく展開も、マクロスらしくてグーです。

それにしても、なんでなかったことになっちまったんでしょうね。
ガンダムなんか、Gガンダムすら「黒歴史」に組み込まれたとゆーのに。




マクロス7
TVシリーズ//ビデオ、LD全13巻


私のベスト・オブ・マクロスです(笑)。
マクロスのテーマであった「歌と戦争」を、ある意味正統的に継承した、このTVシリーズ。放送前に発表された「顔に口のあるバルキリー」に、ファンの間で賛否両論(というより明らかに懸念)が巻き起こりましたが、いざ放送が始まると、戦場で戦いもせずに歌ぁ歌いまくる主人公熱気バサラの姿に、私を含めた多くの人が虜になっちゃいました。もっとも、「俺の歌を聴けぇ」というあまりに強烈な個性のために、やっぱり敬遠する人も多かったようです。

もうアイドルの時代じゃなくなったこともあって(笑)、主人公はロックボーカリスト。監督アミノテツロー氏の真骨頂とも言える「右肩上がりに盛り上がる」話で、少しづつ、少しづつ周りに認められていく様は、なかなか素敵でした。こいつらの歌も良くできていて、現実のヒットチャートにランクインする凄まじさ。たしか、ファーストアルバムがオリコン最高4位だったっけ。レコード会社はウハウハだったでしょう。

ただ、その熱気バサラと言う主人公キャラの出来のよさに比べ、ヒロインであるミレーヌ・ジーナスはいまいちパッとしませんでした。相棒のくせにバサラを理解しているんだかしていないんだか分からない曖昧さや、14歳のガキであるということ、このキャラのおかげで単なる教育ママと化してた前作キャラ、ミリアとのやり取りなど、かなり厳しい状況に加えて、番組中盤からCMで露出を始めた「歌ミレーヌ」チエ・カジウラさんのあまりにミレーヌのイメージとかけ離れたビジュアルが、とどめを刺したのではないでしょうか。
まあ、熱気バサラのライバルキャラ、ガムリン木崎を引き立てた功績は大きいですけど。
最後はバサラの相棒から、ジャミングバーズに格下げしてましたな。

結局、用意されていた三角関係はろくに効果を表さず、バサラとガムリン、バサラとギギルの、男同士認め合う熱いドラマの方が目立ってました。




マクロスプラス-MOVIE EDITION-
劇場版/ビデオ、LD全1巻


私、この話で一番印象に残っているのは、主人公イサム・ダイソンが実験機YF-19に乗っていった言葉「たまんないねえ、かわいこちゃん」の台詞だったりします。
いや、素晴らしい映像でしたよ。音楽もすごい。バルキリーはみんなかっこいいし、空とぶ爽快感も最高。戦闘シーンも迫力満点。
でもさ。キャラクターが皆さんダメダメでした。
だってさ、ヒコーキに向かって「たまんないねえ、かわいこちゃん」ですよ。
そんな主人公と、えらそうな物言いの割には対抗心丸出しの相方、そしてあっちふらふら、こっちふらふらのはっきりしないヒロイン
まあ、別にいいんですけど。勝手にやってくれよ、って感じで。

よく考えたら、ガルドがミュンとくっついて、イサムがシャロンとくっつきゃあ、万事丸く収まったんじゃないですかね(笑)。




マクロスダイナマイト7

OVAシリーズ/ビデオ、LD全4巻


この話は、マクロス7の続編と言うより、熱気バサラのファンのための話でした。だってさ、バサラ以外の本編キャラの、影の薄いこと薄いこと。

バサラが歌を歌い、
バサラが歌を聞かせたかった相手に歌が通じて、
みんながバサラ認めて、
バサラ大満足。
要するに、そういう話なんですね。
良くも悪くも、本編への反応をダイレクトに昇華した、模範的な続編だと言えるでしょう。

それにしても、銀河を回遊するクジラ、それが歌を歌う……一応SFしてますね(笑)。




マクロスVF-X
コンシューマゲーム/PS


すごいゲームでした。いや、面白いとかそういうレベルの話ではなくて。
面ごとにアイドルグループの一人一人を救出していくとゆーストーリー。
助け出したアイドル達の歌に乗って、単機で敵の要塞に突っ込んでゆくラスト。
敵ゼントラーディが最後に叫ぶ「プロトカルチャー!」という台詞。
ひたすら「愛〜おぼえていますか〜」をフューチャーしたストーリー。
そして、マクロスプラスで登場した人気バルキリーをなんのヒネリもなくそのまま使用したこと(試作機だろ、それ……)。
とどめに、マクロス7で登場したオペレーターの女の子を出演させる……。
まさに、八方美人なゲームでした。
歴代バルキリーを操縦できる!という点は確かに魅力的でしたが……。




マクロスVF‐X2

コンシューマゲーム/PS


これは傑作ゲームでしたね。とってつけたようなストーリーの前作の比べて、格段に練りこまれた物語。
主人公のエイジス=フォッカー、ライバルキャラのマリアフォギナ=バーンローズとなんとなく前作のキャラクターの関係があるのかな?と思わせるネーミングと言い、
使用できるバルキリーはさりげなくオリジナルマーキングだったり、
実はマクロス初の「鬼軍曹と生意気新人」な話だったり、
デストロイド・モンスターに変形するバルキリー(?)に乗れたり、
マクロス13番艦がラスボスだったり……。
今までのマクロスシリーズとの関連性を保ちつつ、独自の世界観を構築し、魅せる話を描いたこのゲーム。設定の継承と、遊び心のさじ加減がとても絶妙な感じでしたね。
ただ、このゲーム、音楽が敵だという、今までのマクロスのテーマを根本的に否定しかねない面があるんですよね。

でも、このゲームは面白かったですよ。素直に。






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