コラム10 人前演奏のススメ 



  

いったいぜんたい、このコラムを更新するのは、何年ぶりでしょうか?(笑)
まぁ、ちょっとネタ切れな感があったのですが、最近また、いろいろと思うところも出てきたので、ちょっとずつ更新していきたいと思います。

今回は、人前演奏のススメ、です。
私なんぞは、発表会大好き。(笑)
いや、単なる出たがりなだけかも・・・。
そればかりか、一般のコンクールにまで触手を伸ばしてしまい、大胆にも友人の結婚式でも演奏してしまいました。

特に大人から始められた方の場合、
「人前で弾くのはちょっと・・・」という話をよく耳にします。
いや、むしろこちらの方が圧倒的多数派だと思われます。
確かに、上手なお子さんに混じって発表会などで演奏する時のプレッシャーは計り知れないものがあります。

でも、この「プレッシャー」というやつ、何で感じるのか?

失敗したら、恥ずかしいから?

大人になると、どうしても失敗したらどうしよう?という気持ちが先立ってしまって、それがとんでもない恐怖になる訳ですよね。それはとてもよく分かるし、実際僕もすごく怖いです。夢でうなされるようなこともあります。

でも、考えてみてください。
あなたは、ステージの上で一人でピアノを一生懸命弾いている人が、間違えたからと言って、それを見て笑うことができますか?
「あの人は恥ずかしいことをしている」と思うでしょうか?

あるいは、子供より簡単な曲を弾くのが恥ずかしい?

じゃあ、弾く曲は難しければ難しいほどいいっていうことでしょうか?
難しい曲の方が聞く人の心に訴えかけるものがあるっていうことでしょうか?
(いや、弾きたくても弾けないのは重々承知ですけど。(笑))

何が言いたいのかというと、本当に大事なことは、「自分が演奏することによって人に何を伝えたいか(表現したいか)ということであって、ノーミスで難しい曲を弾くことじゃない」ということです。本番でボロボロになっても、一生懸命練習したかどうかぐらいは、聴く人が聴けば、すぐ分かります。
練習してない間違え方と、練習してきた間違え方は、明らかに違うからです。
そして、自分の演奏を聴いてくれた人から「良かった」という言葉をもらったときの喜びは、何物にも代え難いものです。
またこういった経験を積み重ねることにより、普段から「人に聴いてもらうつもりで練習する」意識が確立され、それが普段の練習をより密度の濃いものにしてくれると思うのです。

 

・・・単なる自己満足で終わるのか、誰かと喜びを共有したいと思うか・・・。

 

毎度毎度、念のためお断りしておきますが、以上の話はプロ、およびプロ志望の方には当てはまりませんので。
それから、ある特定の方に対するものでもありませんので、これまた誤解無きよう。


いつもの通り、このコラムに関する、ご意見、ご感想、反論などは、こちらまでお願いいたします。





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