1月27日.晴れ.
手首がまだ少し痛むけど,それ以外はもうふだんと変わらない.今日こそ慣らし運転をしよう.家のすぐ近くが多摩川があって,サイクリングロードも割と整備されている.慣らしにはちょうどいい.
多摩川の河口,海と交わるところが見たいと思った.多摩川の河口といえば羽田の飛行場がある.どこまでいけるのか正直よくわからないのだが,まあ行けるところまで行ってみよう.
うららかないい天気.風もほとんどない.ポタリング(スピードにとらわれず,のんびりと走ること.自転車での散歩)には最高の日和.
河原には家族連れや子供たち,サイクリスト,ジョギングをする人が出てきている.道を行くにつれ少年野球やサッカーのチームが練習していたりもする.
陽気につられて,というわけじゃないんだろうけど,犬も出てきた.京浜急行の鉄橋下にて.
デジタルカメラを持ってきたので,シャッターチャンスが気になり,どうしても走っては止まり,走っては止まりという感じになってしまう.これでは慣らし運転にはならんなあ.
東海道線の鉄橋をくぐって少し行くと,小さな干潟があって,季節柄カモやカモメの類が集まってきている.日本ではもうどんどん少なくなる貴重な干潟.ちょっと見ただけでもマガモ,オナガガモ,コガモ,ホシハジロ,ユリカモメがいる.少し大きめのカモメはウミネコかな?今度くるときは双眼鏡を持ってくるともっと楽しいかも.
昭和6年に造られた六郷の古い水門.今ではもう使われていないのだろうな.
(その後また自転車で走っていたら,偶然釣り船がこの水門を通るのを見ました.いやはやりっぱな現役でした)
横羽線のベイ・ブリッジ.橋をつり下げるワイヤーの直線がいい.
ベイ・ブリッジをくぐるとそろそろ空港の建物が見えてくる.
それにしても,多摩川の河口といえば工場地帯としか思ってなかったのが,こんなに漁船が集まっている船着き場があるとは意外だった.三番瀬の干潟の方などでは今でも漁業が地場産業としてあるというのは聞いてはいたから,この辺で漁業が営まれていたとしてもそれほど驚くべきことではないのかもしれない.とはいえ実際にこれだけの船が集まっているのを見るとやっぱりちょっとびっくりしてしまう.
しばらくはまだ川に沿って走れるが,空港が近づくにつれてしだいに道は海から離れていく.
長いトンネルをくぐると,道路をはさんだフェンスの向こう側が羽田空港.すぐ目の前をひっきりなしに旅客機が離着陸していく.
このあたりから「関係者以外立入禁止」の看板が目立つようになり,航空会社のビルと車道にはさまれ人気のない道をただひたすらにペダルを漕ぐ.肉体的にはともかく精神的に疲れる.
近くて遠い海.
終着は夕暮れのビッグバード(羽田国際空港).
家路につくためにタクシーやバス乗り場に急ぐ人たちの間を自転車で抜けていくというのもちょっと不思議な気分.
屋上の送迎ラウンジから見える,うっすらと染まった富士山がきれい.
結局海を見ることはできたものの,河口までたどりついたとはとうてい言えなかった.地図を見ると,川崎側ならなんとかたどり着けそうだ.こいつは次回への宿題にしておこう.
今回のポタリングで,ブレーキワークも含めて少しは慣れてきたような気がする.けどまだまだ運動性能のよさは活かしてないという感は否めない.これは場数を踏むしかないのだろうな.
でこぼこの度にフロントサスがぎしぎし音を立てるのがちょっと不安.こんなものなのか,もっとサスを堅くした方がいいのか.
トップとセカンドのギアの切り替えがちょっと変.うまく切り替わらないときがある.これは家に帰ってから調整しよう.
それにしてもちょっとアップダウンを繰り返しただけでもうへとへと.改めて運動不足を痛感した.
(1997年2月記)
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