モールトンのフロントサスがうまく動かなくなった.いったん沈み込んでしまうともとに戻ってこない.どうも中で何かひっかかっているような感じがするがよくわからない.しょうがないので見てもらいにKOOWHOまで出かける.KOOWHOに行くのは買って以来はじめてだ.
家からは50分弱くらい.街中の歩道ではスピードが出せないので,どうしてもこのくらいかかってしまう.走りにくいし気も使うが,途中洗足池が見えてくると少しほっとする.
店はあいかわらず混んでいる.店長に事情を話すと,調べておくのでしばらく預からせてほしいとのこと.この混雑では仕方がないだろう,店に自転車を預け,久しぶりの店内を何を買うでもなくふらふらと見て歩く.
モールトンのコーナーは,新製品はなかったが何台か展示が増えていた.ぼくのと同型でドロップハンドルに仕立てたモデルがある.その隣にはシルバーボディのAPB-14,これが当初指定した色のはずで,本当ならぼくのもこのカラーリングになる予定だったのだが.
通路のわきにはSPEED-Sのフレームが.ぞくっとするほど美しい仕上げ.
別のコーナーには以前にはなかったBD-1やブロンプトン,Fridayと折り畳み式のミニベロ車が展示されている.通常の700Cの折り畳みなんてのもあってちょっとびっくりした.もっとも最初の折り畳み式自転車はプジョーが軍隊用に開発した通常サイズのものらしいから,先祖帰りしたといえないこともない.
いろいろながめていると,店長から声がかかる.どうやら見てくれたらしい.別にプレッシャーをかけたわけじゃないんだけどね.
やはり内部のスプリング部分がこすれているらしく,グリスを塗って対処したとのこと.ただしパシュレイ社から通常のグリスは使わないよう指定されているため,シリコングリスを使用したということだった.試乗してみたが特に問題ないようなので,これでしばらく乗ってみることになった.
特に修理費はとられなかったので,お礼代わりというわけではないが,ボトルホルダーとサイクルパンツを購入した.
帰り道,買物帰りとおぼしきおじいさんの自転車とすれ違ったら,それがホワイトボディのモールトンだった.リアには籐製のバスケットをつけている.
一瞬の出会いではあったが,生活の道具としてモールトンを使いこなしている,自分もこうありたいものだと思った.
しばらく走ると,こんどは若いにいちゃんの自転車.携帯電話で話しながら走っている.TVドラマ『ギフト』(CX系)の影響なのかどうか知らないが,片手運転,注意力散漫と危険なことこのうえないと思うのだが.自分がケガするのは勝手だが,くれぐれも他人に迷惑はかけないといいなあと思う.
補記:この後また同じ現象が出てしまった.メーカー側でもこの問題は認識しているらしくダイナベクターのホームページに無償修理の案内が掲載されていたので,フロント部分を送付し修理してもらった(この時運送業者に集荷に来てもらったのだが,分割してタイヤを外すと宅配便の料金で送ってもらえることがわかって吃驚した).
現在はすこぶる快調である.
(1997年6月記)
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