Moulton

Old Buildings

Painting

Link

Diary


Home
モールトン仲間と走る
Moulton runs with his pal



10月10日に98年モールトン・オーナーズ・ミーティングが東京幕張で行われた.オレは残念ながら参加していない(単に申し込みを忘れていただけともいう)のでこの日のレポートは伊原さんのホームページに任せるとして,翌日に有志で走行会を行ったのでそちらに参加してきた.

体育の日は晴れの確率が高い特異日だということだが,今日も前日と同様雲一つない晴天だ.9時15分ほど前に海浜幕張に到着.APBは重いし東京駅の乗り換えは移動が大変だしでやっぱ輪行は大変なのである.前日に練習したとはいえ組み立てには多少手間取り,待ち合わせ場所にはちょっと遅刻.
待ち合わせ場所にて
マンハッタン・ホテル横の待ち合わせ場所にて
出発前のひととき
出発前のひととき
待ち合わせ場所の海浜公園に着くと前日からの泊まり組が集まっている.まだ来ていないグループがいるので出発はもう少ししてからになるらしい.
をぅ,もうニューモデルがあるじゃないか.グリーンもなかなかシブい.やっぱ見れば見るほどいいっすねえ.
しばらくするとTさんとKさん登場.5月のニューモールトン試乗会の時もそうだったが,Kさんはまたもクラシカルなモデル.60年以上も前のモデルで当時は記録を出しまくった由緒あるものらしい.全体的なフォルムはふつうのレーサータイプに見えるがフロントフォークのカーブがなんか変.あとフロントについてるボトルが酪農用の牛乳を詰めるやつのミニチュア版みたいでどこか牧歌的に見えなくもない.
ほどなく全員がそろったので出発.今回はサイクリングロードを通って花見川を北上し,風車を越えたあたりまでの約35kmの往復となる.

幕張の市街地を抜けてサイクリングロードに入る.海が近いせいだろうが陸からの向かい風が強くて進むのが大変だ.そんな中をみんなはどんどん先に行く.オレにとってはかなりハイペース.みんな普段から長距離のライドに慣れているのか,それともオレに体力がないだけなのか.たぶん両方だな.
川沿いを走っているうちにだんだん草の原や田んぼが増えてきたり雑木林が見えてきて,景色が田舎めいていい感じになってくる.だけど今はみんなに追いつくためにペダルを踏む方に注意がいっていてまだ景色を楽しむ余裕はちょっとない.
約10km走ったところでちょっと休憩.周囲には秋の花も咲いていて一休みにはいい感じ.もっともそんなものを楽しむより他人のモールトンをチェックするのに余念がなかったりするのだが.

しゅっぱぁ〜つ #1
しゅっぱぁ〜つ #2
しゅっぱぁ〜つ!
森と川に囲まれて
森と川に囲まれて
10分ほどして出発.ここから2-3kmほどは舗装が切れていてダート道になる.AM系の人は戦々恐々,というわけでもないんだろうが「バトるなよ」「APBのヒトはダートで燃えるからなあ」と牽制したりしている.でもまAPBユーザだからというわけじゃないが元MTB派のオレにはこのくらいの道はかえって楽しかったりする.この辺りは川の両岸が森になっていて自然の中を走っている感じがするのがいい.ダートと言っても山道のようにアップダウンがなく楽に走れるのでその分景色を楽しめるし.
ダートが終わる.他の人たちからはすっかり離されてしまった.そんなオレでもちゃんとポイントでは待っていてくれる.ありがたいことです.

走ることしばし.やがて大きな屋根が見えてきて20km地点の八千代ふるさとステーションに着いた.ここで少し長めの休憩をとる.三々五々トイレに行ったりアイスを食べたり.オレも魅かれるものはあったが腹を冷やして走行中にピーンチ状態になるとそれこそ大迷惑なのでやめておいた.
八千代ふるさとステーションにて
八千代ふるさとステーションにて
一人が,脚が痛くなったのでここまでで走るのを止めて,みんなが行って戻ってくるのを待ってるといいだす.帰りもあることだし自分の体調に合わせて走ればいいのでこれはオッケー.オレも長距離はひさかたぶりだったのでどうしようか一瞬迷ったが,なにしろ最終地点にはウナギが待っているのである.自分のペースでゆっくり走ればなんとかなるだろう,とにかく走ってみよう.食い意地は肉体を凌駕するのである.

さて出発.他人に抜かれるのもかまわず自分のペースで走り続ける.何人かがオレのペースにあわせて一緒に走ってくれてる.ほんとうにありがたいことです.この辺になると景色はもうすっかり田園風景になってしまっている.ちょっとした小川とかあぜ道とか,自転車を降りてそのままころがりたくなるような所があちこちにある.今日はさすがにグループ・ランなので走りを楽しもうよ,なのだが,もし一人できたら絶対目的地に到達できないだろうなと思う.
今日は快晴だけあって風が弱まると太陽の光が背中にジリジリくる.が空気はもうすっかり秋のそれで,冷たさがここちよい.
道の途中から100m毎に標識が出ていて「あ〜終わらない道はないよね〜」と思いながらただひたすらこぐ.花見川もずいぶん幅が広くなったな〜と思ったがよく考えたらもう印旛沼まで来ていた.印旛沼も横目で見ながらただひたすらこぐ.遠くの方に風車がポツンと立っているのが見えてきた.いわゆる和蘭国風の風車.なぜ?と思わないでもない.風車があるってことはやっぱり風の強い日が多いんでしょうかね.
風車横の休憩所で再びトイレ休憩.

さあここまで来たらうなぎ屋まではもう一息.印旛沼に沿ってサイクリングロードを走る.この道がまたいいのです.一面の草原の中をどこまでも続く道という感じがする.

ウナギ屋に着いた.がちょうど昼時で店は混んでいる.とにかく席が空いたらどんどん座っていく.人数も多いしウナギは割いて,蒸して,焼いてなので時間がかかる.その間に誰かがビールを注文する.それだけならばまだいいが,やたらに人に注いで回る.オヤジモード入ってます.でもんまいです.ごちそうさま.ザリガニの茹でたのを頼む人もいる.こちらもご相伴にあずかったが食べるところが少ないしあまり味がしない.まあ値段相応かな.
待つことしばし.やっとウナギが来た.他の人はあらかた食べ終わって店を出てしまったのでピッチを上げて食べる.値段の割には量も多いしなかなかんまい.満足.

草原の中を続く道
草原の中を続く道
ウナギ屋を出てまたもときた道を風車まで戻る.帰りは追い風なので多少楽.ちょっとスピードを上げる.直線が長いし対向車もないので,走りながらこの素晴らしい風景をカメラに収めた(よいこは真似してはいけません).

風車に戻ってきた.みんなで風車の下で記念撮影する.ちなみにオレ以外にもう一人がビデオを構えているので写っていません.
風車の下で記念写真
風車の下で記念写真
(クリックすると大きいのが見れます)
さすがに疲れた.いくら追い風とはいえ残り30kmを走破する自信はちょっとないし,ゲームショー帰りでごったがえす幕張から輪行するのも気が重いので,ここでみんなと別れ,他の二人といっしょに佐倉に抜けることにした.

サイクルメーターを見ると走行距離約47km.やーひさびさ(というか数年ぶり)によく走りました.いかにも人工的な幕張からちょっと川を遡っただけでこういうのんびりした里山の自然に出会えるというのはなんともうらやましい気がします.川あり雑木林あり田んぼあり風車ありと景色もバラエティあって楽しめたし,道もいいしで一日を堪能しました.
(1998年10月記)