2000年11月19日,伊豆長岡にてAlex Moulton bicycle Owners' Meeting in IzuNagaoka (AMOM 2000) が開催された.
今年は新製品のお披露目と,忙しい日程を割いてモールトン博士が参加してくれ,実りの多いものとなった.
前日18日の夜にはプレ・ミーティングとして,伊豆長岡温泉サンバレー・アネックスにて博士を招いて懇親会が行われた.
メインはもちろん新製品のNew Series Moulton SPEED - Pylon(パイロン)とブリジストンとの共同開発 BS Moultonだ.
Pylonはニューシリーズのパワーアップ版.さらなる軽量化と剛性強化を狙っている.例えばフロントフォークにカーボンケブラーを採用し,軽量化と耐久性を両立させているとのこと.カーボンフレームは高周波を吸収するので細かい振動も消せるメリットがあるのだそうだ.
Pylonとは物見やぐらの意味.シートチューブが4本のフレームになっていてそこからサドルが突き出ているようすから,そう名付けたらしい.パッと見はニューシリーズと変わらないというか,いまいちピンと来ない.見る角度によってはすごくカッコよく見えたりもするんだけどねえ.まこゆのは乗ってナンボというモノでもあるしな.
Pylonでは“マーケットの要求に応えて”ドロップハンドルとフロントディレイラーを付けたとのこと.でも博士自身はキライだそうです.
BS Moultonは最初のモールトンSeries Iを最新技術でリメイクしたもの.アルミフレームもその一つ.フロント・サスには博士が40年前に特許を取って航空機の車輪部に使われていた技術を使っているとのことで,ちっと驚き.色が黒のせいかけっこうコンパクトな印象だ.分割もアーレンキー一本でスポンと前後に別れる簡単さ.ちょうどBridgestoneとMoultonロゴの間で別れるので,誰かが「後ろ側(Bridgestoneロゴのある方)は1万円,前側(Moultonロゴのある方)は18万円」とえげつないギャグをトばす(BS Moultonは定価19万円).しかしこのロゴ,なんとかならんもんスかねえ.目立ちすぎてダサダサ.
ミーティングも終わり,ホテルのロビーへ.しばらくたむろしているとBS Moultonを持ってきてくれて,なぜか夜の試乗会に突入.ちっとハンドルの幅が狭い感じだが,軽いしけっこう快適に走れる.リング一個はずすだけでペダルも外せるし,輪行のために細かいところで気が利いてる.重さは約11kgだが,街乗り用としてスタンドや泥よけ,チェーンガードがついているので,これらをはずせばもっと軽くできるだろうなどと話していた.なによりリーズナブルなお値段(つーても今までのモデルに比べれば,だが)がうれしい.コストダウン大国,ニッポン万歳!
おまけ:ホテルの玄関に子猫が来ていた.誰かがレーザーポインターを当てると,それを追い回して跳ね飛ぶのがかわいい.
(2000年11月記)
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