TOSSランドへ

(C)Two−Way/授業/向山型算数/中学校/障害児教育/授業分析/教師修業

  向山型算数に学ぶ特殊学級の授業   
     数学授業3分間の分析10 文字と式 代入と式の値2
               TOSS加賀 元村恵利子メール

東京書籍「新編新しい数学1」2章 文字と式 p.55 代入と式の値 
生徒1名 中学校知的障害特殊学級在籍

       テープ起こし          分        析
「  」は、教科書の記述。
※文字式の表し方の復習(井上好文氏「文字の式を書くときの約束を唱和させる」の追試)を、2分30秒した後の流れ。

 では、教科書。55ページ。
      〜間があく〜

T 「例2。
=4のとき、の2乗)、−の値を求めてみよう。」
[板書]
  
例2
 a=−4
  
   a
       

     =(−4)

    【ここまで約1分】

 えーっと、1月・・(ノートを書くために、筆箱から鉛筆などを出している。)

 はい、ちゃんと日付書いたね。
【1分36秒】
 ページ数と、はい。(聞き取れない。ノートに書いていることについて言葉をかけている。)
  黒板の方を見ます。
・・1
 はい。
 このように、式の中の文字を数でおきかえることを、文字にその数をどうするといいましたか。
・・2 
    【ここまで2分1秒】

 どうするといいましたか。
【2分7秒】
 どうするって、はぶく。・・ちがう! どうする?
 昨日のノートを見てみましょう。

 あ! えっと、代入、代入と式の値といいます。     
 はい、(聞き取れない)
に−4を代入しました。【2分40秒】  
[板書]  
      
 | 代入
     =(−4)
  
・・3
 式の続きをいいなさい。
 えーっと、かっこ、かっこ・・(−4)×(−4)・・です。

  
  【ここまで3分14秒】
(1)無駄な間をなくせ!
 テープを聞くと、無駄な間が多く、聞いていてイライラする。次にどうするか、迷ったため、このような間があいてしまうのだ。授業計画を頭に入れていない証拠である。「次は何をするのだったかな。」と授業計画のノートを見なくても済むように、しっかりと計画を頭に入れておくべきである。(もちろん、授業計画の通りに進めようとするあまり、生徒を見ないのは論外である。)

(2)生徒を待ちすぎるな!
 
生徒は、授業態度はとてもまじめだが、ゆっくりペースである。黒板を写すことも、時間がかかる。しかし、生徒が問題を解いている間に答え合わせをはじめると、急いで写して、丸をつけている。速くできることは、速さを求めるべきである。待ちすぎることは、優しさではない。・・1で、生徒がなかなかノートを書き終わらないので、やめさせて黒板を見せているが、もっと速く、指示を出すべきだった。

(3)
「はい」を削れ!
 
とりあえず「はい」と言ってから、何かを言うことが多い。削らなくてはいけない。
 
()言葉を選びぬけ!
 前時に、「式の中の文字を数とおきかえることを、文字にその数を代入するといい、代入して計算した結果を、そのときの式の値という。」という記述が出てきた。
・・2は、できるだけ教科書の記述通りにしようと思っての発問であるが、自分でも分かりにくいとは感じていた。案の定、生徒には私の言っていることが、分かりにくかった。分かりにくいと思うなら、どう言えば分かりやすいのか、もっと言葉を選びぬく必要があった。
 [板書]
・・3で、と−4を線で結んで横に「代入」と書いたが、始めから線で結んでおき、横に□を書いて、「□に入る言葉を言いなさい。」と問えば、分かりやすかった。
 

(5)生徒を誉めよ!
 またしても、誉め言葉がほとんどない。誉めることは、技術ではないことが、ようやく分かった。小さなことでも見つけて、喜ぶ感性が、私には欠如しているのだ。感性を磨いていかなくてはならない。

   元村ホーム トップ チェックリスト  子どもの感想  前へ  次へ  向山型算数を目指すための課題へ