TOSSランドへ
(C)Two−Way/授業/向山型算数/中学校/障害児教育/授業分析/教師修業

 向山型算数に学ぶ特殊学級の授業   
   数学授業3分間の分析12 文字と式 1次式1
             TOSS加賀 元村恵利子メール

東京書籍「新編新しい数学1」2章 文字と式 p.56 生徒1名 中学校知的障害特殊学級在籍

       テープ起こし          分        析
「  」は、教科書の記述。
※文字式の表し方の復習(井上好文氏「文字の式を書くときの約束を唱和させる」の追試)を、約3分40秒した後の流れ。生徒がすらすら答えられるようになってきたので、文字や数を変えた。

 56ページ。「2 1次式の計算」
  ノートの新しいページ、上に、2 1次式の計算 と書きます。
・・1【ここまで11秒】
[板書] 2 1次式の計算
          〜20秒近く間があく〜
 こういうのは、さっと書けなくちゃいけない。速くできることも大事なことです。
            〜間があく〜
    【1分たつ】

T 
先生の後について読みなさい。「式1+3xで、加法の記号+で結ばれた1、3xのそれぞれを項という。」
【1分26秒】 
 「式1+3xで、加法の記号+でむす・・結ばれた1、3xのそれぞれ、を、項という。」
・・2
 「また、3xという項で、数の部分3をxの係数という。」
 
   【ここまで1分55秒】

C 
「また、3xという項で、数の、・・(T ぶぶん)部分3をxの係数という。」
T 
今度は一緒に読みます。さんはい。
T・C 
「式1+3xで、加法の記号+で結ばれた1、3xのそれぞれを項という。また、3xという項で、数の部分3をxの係数という。」
 
しっかり教科書を見て読んでいますが、念のためにもう1度読みます。はい。
・・3
T・C
 「式1+3xで、加法の記号+で結ばれた1、3xのそれぞれを項という。また、3xという項で、数の部分3をxの係数という。」 

  
  【ここまで3分3秒】
(1)生徒を待ちすぎるな!
 
テープを聞いていて、・・1の指示を出してから、あまりにも間があいていることに自分で驚いてしまった。生徒は、指示されなくても、ノートが新しいページになると、日付とページ数を書く。ここでも、まず日付とページ数を書いているのだが、それにしても時間がかかりすぎている。
急がせる言葉をかけるより、すぐに次のことに入った方がいいだろう。
 いつも私が待っているから、生徒も急ぐ気になれないのだ。待つのは優しさでないことを、忘れてはいけない。


(2)生徒のつまずきを見逃すな!
 
・・2で、生徒がつかえながら読んでいるのに、そのままにして次の文を読んでしまった。もう一度私が読むか、一緒に読むべきだった。しっかり読めないのに次に進んだので、生徒は不安だっただろう。
 生徒のことを考えず、自分の授業計画通りに授業を進めようとしている。傲慢で冷たい。

 
(3)誉め言葉は、力強く言い切れ
 
前時の授業と同じく、・・3で、「しっかり教科書を見て読んでいますが」と、自分では誉めたつもりで、全く誉めていない。「が」によって、否定されてしまっている。
 「しっかり教科書を見て読んでいますね。教科書をよく見る人は、数学ができるようになります。」と、誉めるべきだった。
 授業分析をするたびに、生徒を誉めていない自分に気がつく。「誉めよ!」と書いているのは、形だけなのだと情けなくなる。
 もっともっと、誉めることを心がけなくてはいけない。

   元村ホーム トップ チェックリスト  子どもの感想  前へ  次へ 向山型算数を目指すための課題へ