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 向山型算数に学ぶ特殊学級の授業   
   数学授業3分間の分析13 文字と式 1次式2
             TOSS加賀  元村恵利子メール

東京書籍「新編新しい数学1」2章 文字と式 p.56,57 生徒1名 中学校知的障害特殊学級在籍

       テープ起こし          分        析
「  」は、教科書の記述。
※前時に残った、p.56問2の答え合わせをした後の流れ。・・1

 57ページ、Q。先生に続いて読みなさい。
「Q。右の三角柱で、影をつけた2つの側面の面積を表す式はどうなるでしょうか。」
【13秒】
 
「Q。右の三角柱で、影を、つけた、2つの・・(T 側面。)側面の面積を表す式はどうなるでしょうか。」【33秒】
 もう一度読んでみましょう。Q。
 「Q。右の三角柱で、影をつけた2つの側面の面積を表す式はどうなるでしょうか。」
T 右の三角柱を指で押さえなさい。押さえなさい。
・・2
       【ここまで1分5秒】

 三角柱を指で押さえる。)
 はい。(生徒が教科書の図を押さえたことを確認。)
 影をつけた2つの側面を、1つずつ押さえなさい。
 影?
 影をつけた2つの側面の和とあります。影をつけた2つの側面を押さえなさい。
(C 側面を指で押さえる。)
 そのとおり!
T 2つの側面を開いた図が、下にあります。それを指さしなさい。
(C 下の図を指さす。)
 はい。  
 
今指差した図を何と言いますか。この形を何と言いますか。・・3
      
【ここまで2分】


 三角柱。 

 三角柱はこれです。(生徒の教科書の図を指差す。)
   この開いた形を何と言いますか。
(C 聞き取れない。)
 長方形と言いました。言ってみましょう。

 長方形です。
 長方形の面積を求める式を、言葉の式を言いなさい。
   長方形の面積を求める式。・・4
(C 聞き取れない。)
 縦×横でした。 

 
     【ここまで3分10秒】
(1)無駄を削れ!
   
前時にするべきことを残す時点で、もう「向山型」算数とはかけ離れている。・・1教師である私の余計な言葉や説明が多い、待ちすぎなど、無駄が多いのだ。
 もっと授業に厳しくなり、無駄を削らなくてはいけない。

(2)以前に習ったことは、簡単に復習せよ!
 
授業計画を立てるときに、生徒が「三角柱」「側面」という語をすらすら読めるか、聞かなくてはいけないと思った。小学校で習ったことであり、忘れている可能性が高いと思ったからだ。
 三角柱、側面とも、生徒は、少しつかえながら読んだ。三角柱はすぐに思い出したようだが、側面はどんなものかは、よく覚えていないようだった。
 「教科書に図があるのだから、何とかなるだろう。」と考えて、そのまま強引に進めてしまった。簡単に復習をするべきだった。

 
(3)言葉を繰り返すな
 
僅か3分間の間に、何度も指示の言葉を繰り返している。(わざわざ、指示は1度で聞かなくてもいいと教えているようなものだ。
授業に対する真剣さが足りない。

(4)板書で確認せよ
  
の問いに対して、生徒から、長方形という答えが返ってこなかった。これは、「今指差した図」「この図」と、言葉だけで答えを求めているからである。
 ここは、側面の図を板書するべきだった。そうすれば、次の問い「長方形の面積を求める式」も、考えやすくなる。

(5)もっと生徒を誉めよ!

 
相変わらず、生徒を誉めていない。指示したことができても、「はい。」としか言っていない。
 生徒を認める気持ちが足りない。


  

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