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向山型算数に学ぶ特殊学級の授業 |
東京書籍「新編新しい数学1」2章 文字と式 p.59 生徒1名 中学校知的障害特殊学級在籍
| テープ起こし | 分 析 |
| 「 」は、教科書の記述。 ※文字式の表し方の復習(井上好文氏「文字の式を書くときの約束を唱和させる」の追試)を2分20秒した後の流れ。 T 59ページ、1次式と数の乗法。 ノートの新しいページを開いて、日付と1次式と数の乗法と書きなさい。・・1【13秒】 (C 今日は、2月3日・・p.59・・とつぶやきながらノートを書く。) 【生徒がノートを書いている間に1分たつ】 T 「まず、1次の項だけの1次式と数との乗法を考えてみよう。」・・2【1分8秒】 C うん。 T 例6。(読みながら板書する。)【1分17秒】 [板書] (1) 5a×3 =5×a×3 =5×3×a =15a T このとおりに写しなさい。写せたらノートを持っていらっしゃい。・・3 【ここまで2分4秒】 T =は縦にそろえますよ。【2分45秒】 【生徒が写している間に3分たつ】 |
(1)指示が本当に必要か、よく考えよ! 1で、日付とタイトルを書くように指示しているが、3学期になってこのような指示は必要なかったのではないか。生徒は、毎時間とてもまじめにノートを書く。私が指示しなくても、日付・ページ数・問題番号をすべてのノートに書いている。 前時まで「1次式の加減」を学習していた。本時から新しい内容に入るということで、新しいページから使うことと、タイトルを意識させようと思っての指示だったが、「ノートは新しいページから使いなさい。」だけでよかった。 (2)生徒を待ちすぎるな! 2の指示を出すのが、遅い。いつもながらの余計なお世話で、生徒がノートを書くのを待っている。 これでも、生徒が書いている途中で私が教科書のl記述を読んだのだが、1分以上も待つのは長すぎる。授業計画には、しっかり赤で「待ちすぎない。まだ書いていても始める。」と書いているのに、実際の授業ではできていない。 生徒一人の授業なので、書き終わった子を誉め、他の子にも速く書くことを意識付ける方法は取れないからと、ただ待つことが多かった。私が日付などを板書して、「先生とどちらが速く書き終わるかな。」と言ったこともあるが、これは授業のテンポが悪くなって、あまりよくなかった。 いろいろな方法を考えなくてはいけない。遅くても待ってもらえるから、生徒も速くしようと思えないのだ。 (3)教師の言葉は短く言いきれ! 指示の言葉は、短い。発問・指示を書いてから授業しているので、そのとおりに言えば、無駄な言葉は少なくなる。(計画の段階で、無駄な言葉が削りきれていないこともあるが。)短い言葉で、文末までしっかり言うことで、リズムが生まれるようだ。 授業中に「どう言おうか。」と迷ったときには、言葉が長くなり、言えば言うほど訳が分からなくなる。 (4)生徒を誉めよ! 3分間で、1度も生徒を誉めていない。生徒は、すぐにノートの新しいページを開いていたし、大きく濃い字でノートに書いていた。他にも、誉めるところはたくさんあった。それなのに、すぐにその場で誉めていない。冷たい。 |