TOSSランドへ
(C)Two−Way/授業/向山型算数/中学校/障害児教育/授業分析/教師修業

 向山型算数に学ぶ特殊学級の授業   
   数学授業3分間の分析18 文字と式 1次式と数の乗法1
             TOSS加賀  元村恵利子メール

東京書籍「新編新しい数学1」2章 文字と式 p.59 生徒1名 中学校知的障害特殊学級在籍

       テープ起こし          分        析
「  」は、教科書の記述。
※文字式の表し方の復習(井上好文氏「文字の式を書くときの約束を唱和させる」の追試)を2分20秒した後の流れ。

 59ページ、1次式と数の乗法。
 ノートの新しいページを開いて、日付と1次式と数の乗法と書きなさい。・・1【13秒】
 今日は、2月3日・・p.59・・とつぶやきながらノートを書く。)

 
 【生徒がノートを書いている間に1分たつ】

 「まず、1次の項だけの1次式と数との乗法を考えてみよう。」
・・2【1分8秒
 うん。
 例6。(読みながら板書する。)
【1分17秒】
[板書] (1) 5
×3
        =5×
×3
        =5×3×

        =15

 このとおりに写しなさい。写せたらノートを持っていらっしゃい。
・・3
     【ここまで2分4秒】

 =は縦にそろえますよ。
【2分45秒】
   【生徒が写している間に3分たつ】
(1)指示が本当に必要か、よく考えよ!
   
1で、日付とタイトルを書くように指示しているが、3学期になってこのような指示は必要なかったのではないか。生徒は、毎時間とてもまじめにノートを書く。私が指示しなくても、日付・ページ数・問題番号をすべてのノートに書いている。
 前時まで「1次式の加減」を学習していた。本時から新しい内容に入るということで、新しいページから使うことと、タイトルを意識させようと思っての指示だったが、「ノートは新しいページから使いなさい。」だけでよかった。

(2)生徒を待ちすぎるな!
 
の指示を出すのが、遅い。いつもながらの余計なお世話で、生徒がノートを書くのを待っている。
 これでも、生徒が書いている途中で私が教科書のl記述を読んだのだが、1分以上も待つのは長すぎる。授業計画には、しっかり赤で「待ちすぎない。まだ書いていても始める。」と書いているのに、実際の授業ではできていない。
 生徒一人の授業なので、書き終わった子を誉め、他の子にも速く書くことを意識付ける方法は取れないからと、ただ待つことが多かった。私が日付などを板書して、「先生とどちらが速く書き終わるかな。」と言ったこともあるが、これは授業のテンポが悪くなって、あまりよくなかった。  
 いろいろな方法を考えなくてはいけない。
遅くても待ってもらえるから、生徒も速くしようと思えないのだ。
 

(3)教師の言葉は短く言いきれ!
 指示の言葉は、短い。発問・指示を書いてから授業しているので、そのとおりに言えば、無駄な言葉は少なくなる。(計画の段階で、無駄な言葉が削りきれていないこともあるが。)短い言葉で、文末までしっかり言うことで、リズムが生まれるようだ。
 授業中に「どう言おうか。」と迷ったときには、言葉が長くなり、言えば言うほど訳が分からなくなる。

(4)生徒を誉めよ!
 3分間で、1度も生徒を誉めていない。生徒は、すぐにノートの新しいページを開いていたし、大きく濃い字でノートに書いていた。他にも、誉めるところはたくさんあった。それなのに、すぐにその場で誉めていない。冷たい。

   元村ホーム トップ チェックリスト  子どもの感想  前へ  次へ  向山型算数を目指すための課題へ