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 向山型算数に学ぶ特殊学級の授業   
   数学授業3分間の分析21 文字と式 1次式と数の乗法3
             TOSS加賀  元村恵利子(メール)

東京書籍「新編新しい数学1」2章 文字と式 p.61 生徒1名 中学校知的障害特殊学級在籍

       テープ起こし          分        析
「  」は、教科書の記述。

 黒板の問題をノートにやりなさい。 
 
あーお。
[板書] 3(4x+5)
 前の時間と同じやり方でやります。
・・1
 う〜んと。(前時のノートや、教科書をめくって見ている。)
  【生徒が問題を解いている間に1分たつ】

T 
大きく数字書いていて、とてもいいですね。
【1分48秒】
     〜間があく。〜
 分配法則を使うんでしたね。
[板書の3から、4x、5に矢印をつける。] 
    
【ここまで2分】

★生徒の誤答
p.60例7と同じ解き方をすればよいと自分で見つけたが、
(1)4(+3)=4×+4×3
        =4x+12 を参考にしたところ、
 3(4x+5)=3×   と書いた。

 
 【生徒が問題を解いている間に3分たつ】



(1)助走問題の配列を考えよ!
    前時に、分配法則を使った計算問題を解いていたので、できるだろうと思って問題を出した。助走問題は「最も低レベルの簡単なことから始める」という原則を無視している。しかも、火曜日と木曜日の授業が入れ替えになり、前時から3日も経っているのだから、生徒は忘れていて当然だと考えるべきだ。
 助走問題配列の原則から考えれば、(1)3×4x
 (2)3×5の後に(3)3(4x×5)を出し、3から4x、5へは、始めから矢印をつけておくべきだった。

(2)生徒を誉めよ!
 
私が「前の時間と同じやり方でやります。」と言ったため、生徒は前時のノートや教科書を見ていた。・・1「教科書をよく見る人は、数学ができるようになります。」「ノートをしっかり書いてあるから、前に勉強したことが分かるね。素晴らしい!」などと誉めるべきだった。
 
()待ちすぎるのは余計なお世話だ!
 
授業計画のノートには、赤で「すぐにできないようなら一緒に解く。」と注意書きをしておいた。自分でそう書いておきながら、せっかく生徒が教科書やノートを見ているのだから、自分で解かせようと余計なお世話をしてしまった。
 復習問題なのだから、解く時間を限定し、「○分経ちました。」と言って、すぐに一緒に解けばよかった。
 どうしても生徒に自力で乗り越えさせたいなら、1問目は一緒に解いて解き方を確認し、数値を変えてもう1問出して、自分で解かせればよい。

(4)「ゆったりと包み込む」ような口調を心がけよ
  
はゆったりと言っているが、その後生徒がなかなか解けないでいると、私の口調が冷たくなっている。「ゆったりと包み込む」ように話さなくてはいけない。


(5)もっと時間に厳しくなれ!
 とにかく、時間がかかり過ぎている。授業時間を無駄にしている。授業時間を大切にしなくては、授業がよくなるはずがない。

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