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向山型算数に学ぶ特殊学級の授業 |
東京書籍「新編新しい数学1」2章 文字と式 p.61 生徒1名 中学校知的障害特殊学級在籍
| テープ起こし | 分 析 |
| 「 」は、教科書の記述。 ※宿題の答え合わせから授業に入った。私が(4)、(6)を板書し、生徒には、(5)を板書させておいた。生徒は宿題を出した翌日(数学の授業はない日)の朝にノートを提出して、全問正解だった。 T 問11の答え合わせをします。・・1 (4)2(2a−1)−3(a+4)は、分配法則を使ってかっこをはずして、イコール、4a−2−3a−12。文字の部分が同じ項をまとめて、イコール4a−3a−2−12、イコールa−14です。 【29秒】 C (5)、Hさん。・・2【32秒】 C えーっと、(5)、2(5x+6)−4(−x+3)は、・・(T 分配法則を使って)、分配法則を使って、・・(T かっこをはずして)かっこをはずしてはずして10x+12+4x−12は、(T 文字の部分が同じ項をまとめて)文字が同じ項をまとめて(T イコール)イコール10x+4x+12−12は、14xです。 【ここまで1分27秒】 T はい、すばらしい! 正解!(板書に丸をつけた。) T (6)5(3x−2)−4(3−4x)イコール、・・分配法則を使ってかっこをはずして、イコール15x−10−12+16x。文字の部分が同じ項をまとめてイコール15x+16x−10−12、イコール31x−22です。・・3 【ここまで2分1秒】 T 合っていたら丸、間違っていたら・・、バツをつけて正しい答えに直します。・・4 T 教科書には、できた印、間違えた印をつけましょう。 (C 問11・・とつぶやきながら、教科書にできた印をつけた。) T 61ページ、(C 練習・・)練習1。予想してた?・・5 読みます。さんはい。【2分34秒】 T・C A=2x−3、B=−3x+4として、次の式を計算しなさい。【2分49秒】 C だって。 T [板書] A=2x−3、B=−3x+4 【板書している間に3分たつ】 |
(1)話し方にリズムをつけよ! 授業のテープ起こしを始めた頃、自分の話し方があまりに単調で、とても冷たく聞こえることがショックだった。声の大きさや、間の取り方に気を付け、話し方にリズムをつけなくてはいけないと思った。 この授業では1はきっぱりと言い、続く答えの読み方は、生徒が聞いて覚えられるようにと、ゆっくり言ってみた。 恥ずかしいが、私の話し方はまだまだへたである。指示が頭に入っていないとしどろもどろになることがある。簡単だと思っていた問題で生徒が間違えると口調が冷たくなることがある。(自分の教え方がまずいせいなのに!)もうすぐでチャイムが鳴ってしまうと思うと、急いで予定のところまで終わらせようと、あせって早口になってしまう。。 話し方にいつも気を配りたい。 (2)生徒に読み方を練習させよ! 2で、生徒にいきなり板書を読ませている。向山型算数の実践記録を読むと、板書した子どもには、書き終わったら読み方の練習をさせている。私は、「あまり板書の機会のない生徒に、板書させることができた。」というだけで自分がよいことをしたように錯覚してしまい、読み方の練習をさせることを忘れていた。 先に私が(4)を読んでいるので、生徒は言えるだろうと安心してしまったが、聞いただけですぐに言えるものではない。せめて、(4)で練習してから言わせるべきだった。 (3)教師が読み方を間違えるな! 生徒の手本を示さなくてはいけない教師が、(6)で、読み方を間違えている。・・3教師が読みを間違えていては、生徒が正確に言えるようになるはずがない。 (4)指示を言いよどむな! 4で、指示を言いよどんでいる。テープを聞くと、「間違っていたら・・」の後の空白がとても気になる。指示は、明確に言い切らなくてはいけない。 (5)先を予想できることを誉めよ! 5の後に、「すごい! 教科書を良く見ている。」等の誉め言葉が必要だった。私が「61ページ。」と言ったら、すぐに、次は練習1をすると予想しているのだ。 教科書通りに授業を進めるから、生徒は次に何をするかが分かる。向山型算数のすばらしさである。 |