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 向山型算数に学ぶ特殊学級の授業   
   数学授業3分間の分析24 文字と式 文字を使った公式
               TOSS加賀   元村恵利子(メール)

東京書籍「新編新しい数学1」2章 文字と式 p.62〜63 生徒1名 中学校知的障害特殊学級在籍

       テープ起こし          分        析
 カードを先生の後について読みます。
[カード] 
    円の面積
半径×半径×円周率
 円の面積は、半径×半径×円周率です。
はい。
【11秒】
 
円の面積、は、半径×半径×円周・・せき?( 円周率)円周率です。【24秒】
 そう!
[カード] 
  角柱の底面・側面
底面→上下に向かい合った2つの面
側面→周りの四角形の面
 角柱の底面は、上下に向かい合った2つの面です。
C 角柱の底面。( 底面は)底面は、うえ・・( 上下に向かい合った2つの面です。)角柱の底面積?( 角柱の底面は、上下に向かい合った2つの面です。)上下に向かい合った2つの面です。
 角柱の側面は、まわりの四角形の面です。
    【ここまで1分2秒】

 側面は( 角柱の)あ、角柱の、側面は・・( まわりの四角形の面です。)まわりの四角形の面です。

 (角柱、円柱の図をかいたカードを出し、角柱の底面を指差して)どこですか? ここを何と言いますか?・・1
(角柱、円柱の図を指差して、面の名前を確かめていく。)
 はい、すばらしい。
[カード]
   角柱、円柱の表面積
 底面積×2+側面積
 角柱、円柱の表面積は、底面積×2+側面積です。(カードにかいた図で、2つの底面と側面を指差しながら言った。)【1分45秒】
C 角柱、円柱の表面積は、底面積×2+側面積です。
【1分57秒】
 はい。では、今度は一人でどうぞ。

    【ここまで2分1秒】

 円の、面積。半径×半径×円・・・( 円周率)円周率です。
【2分17秒】
 角柱、円柱の表面積。底面積×2+側面積です。
 
はい。
 角柱の底面積は、( 底面は)底面は、上下に向かい合った2つの面です。
 角柱の側面は、まわりの四角形の面です。
 はい。
 
62ページ。3、文字を使った公式。
  
  【ここまで3分】
(1)カードの書き方が悪い!
   
カードの読み方を教えるために、まず私が読んでから生徒に追い読みさせたが、生徒はなめらかに読むことができなかった。カードの書き方が悪かったからである。
 「円の面積」「角柱の底面・側面」「角柱、円柱の表面積」をタイトルのように書いたから、どう読むか分かりにくかったのだ。下のように、=や→を使って書くべきだった。
円の面積=半径×半径×円周率
角柱の底面→上下に向かい合った2つの面
角柱の側面→周りの四角形の面

角柱、円柱の表面積=底面積×2+側面積

※TOSS石川MLでの指摘
「角柱、円柱の表面積=底面積×2+側面積」は、
「角柱の表面積=底面積×2+側面積」と
「円柱の表面積=底面積×2+側面積」に分ける。
同じようなことだが、大事なので、何度も繰り返して言わせるのがいい。

(2)出すカードをよく考えよ!

 この「文字を使った公式」では、図形が出てくる。算数で学習した用語を思い出すために授業の始めでカードを使ったのだが、教科書の配列や、生徒がつまずくであろうことをよく考えずに、安易にカードを作ってしまった。そのため、授業がスムーズに進まなかった。
 直方体→直方体の底面・側面→図で確かめ→直方体の表面積→円の半径→円の直径→図で確かめ→円周を求める式→円の面積の順にカードを出すべきだった。教材研究の不足である。
 
(3)発問はゆれのない言葉を使え!
 
で、発問の言葉が変化している。発問・指示は、選び抜かれたゆれのない言葉でなくてはいけない。

(4)カードを出す順を間違えるな!

 
カードを出す順が、1度目と2度目で違っている。1度目にめくっていくときに、重ね方を間違えたのである。同じ順で出さなくてはいけない場面である。
 
(5)もっと生徒を誉めよ!
 
生徒がカードを読んだ後、「はい。」としか言っていない。あんまりである。「大きな声で読めた。」「すらすら読めた。」「正確に読めた。」など、誉め言葉はいろいろあるはずである。
  

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