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向山型算数に学ぶ特殊学級の授業 |
東京書籍「新編新しい数学1」2章 文字と式 p.64 生徒1名 中学校知的障害特殊学級在籍
| テープ起こし | 分 析 |
| 「 」は、教科書の記述。 T 64ページ。章の問題。 「1、次の値を求めなさい。」「(1)a=−1、b=−5のときの、3a−4b+9の値。」【19秒】 [板書]a=−1、b=−5 3a−4b+9 T 式の中の文字を、数におきかえることを、数を文字にどうすると言いましたか。・・1 C うん!? 【ここまで1分】 T (1)、aは、aにあてはまる数は何でしたか。・・2 C −1。 T そう、−1。 bにあてはまる数は何ですか。 C −5です。 T そのとおり!【1分29秒】 T [板書] 書き加え ![]() T このように、文字に数をあてはめることを、 C 代入。 T そのとおり。代入と言いました。代入して解きなさい。 (T 板書、斜線の横に代入と書き加える。) T よく覚えていたねえ。 【ここまで約2分】 【生徒が(1)を解いている間に3分たつ】 |
(1)大切なことを見ぬけ! 的外れな指導をしている。何が大切なのか、全く気がついていなかった。もっと真剣に教科書を読まなくてはいけない。 私は生徒が「代入という言葉を言う」ことをねらってしまった。しかし、言葉などより、「数を文字に代入できる」ことが大切である。 生徒に考えさせるべき式を、板書してしまうという、「大きなお世話」どころか、「大きな迷惑」をしてしまった。これでは、生徒は計算をしているだけである。 3a−4b+9まで板書したら、「式の続きを書きなさい。」と指示すればよかった。生徒がすぐにできなければ、54ページに戻って、確かめればいい。 (2)問題文を生徒に読ませよ! 1度学習したことの復習問題だから、簡単に進めても大丈夫だろうと 高をくくって、問題文を生徒に読ませなかった。しかし、問題の意味をつかませるためには、生徒に読ませるべきだった。 (3)生徒に作業させよ! 問題文を読み終わってから、1の問いを出すまで、32秒かかっている。テープで聞くと、とても長い間に感じる。私自身は、板書しているから、授業中には間があいているなどと感じなかった。しかし、生徒の立場になれば、ただ教師の背中を見ているだけである。これでは、授業に緊張感など生まれるはずがない。 生徒は、私が問題文を読むのを聞き、板書するのを見ているだけで、自分で作業していない。向山型算数では、小刻みに作業させることが大切なのに、ずっと生徒が受身である。問題文を読ませる、板書を写させるなどの作業をさせなくてはいけなかった。 (4)指示を言いよどむな! 2で、指示の言葉を言い直している。こうした、一見小さなことから、授業が崩れていく。指示の言葉は、選びぬかれた、揺れのない言葉でなくてはいけない。 |