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 向山型算数に学ぶ特殊学級の授業   
   数学授業3分間の分析26 文字と式 章の問題1
             TOSS加賀  元村恵利子メール

東京書籍「新編新しい数学1」2章 文字と式 p.64 生徒1名 中学校知的障害特殊学級在籍

       テープ起こし          分        析
「  」は、教科書の記述。

 64ページ。章の問題。
 「1、次の値を求めなさい。」「(1)
=−1、=−5のときの、3−4+9の値。」【19秒】
[板書]
=−1、=−5
    3
−4+9
T 式の中の文字を、数におきかえることを、数を文字にどうすると言いましたか。
・・1
 うん!?

    【ここまで1分】

T 
(1)、
は、にあてはまる数は何でしたか。・・2 
 −1。
 そう、−1。
 bにあてはまる数は何ですか。
 −5です。
 そのとおり!
【1分29秒】
T 
[板書] 書き加え

 
このように、文字に数をあてはめることを、
 代入。
 そのとおり。代入と言いました。代入して解きなさい。
 板書、斜線の横に代入と書き加える。)
T よく覚えていたねえ。
    【ここまで約2分】

【生徒が(1)を解いている間に3分たつ】
(1)大切なことを見ぬけ!
 
的外れな指導をしている。何が大切なのか、全く気がついていなかった。もっと真剣に教科書を読まなくてはいけない。
 私は生徒が「代入という言葉を言う」ことをねらってしまった。しかし、言葉などより、「数を文字に代入できる」ことが大切である。
 生徒に考えさせるべき式を、板書してしまうという、「大きなお世話」どころか、「大きな迷惑」をしてしまった。これでは、生徒は計算をしているだけである。
 −4+9まで板書したら、「式の続きを書きなさい。」と指示すればよかった。生徒がすぐにできなければ、54ページに戻って、確かめればいい。


(2)問題文を生徒に読ませよ!
 
1度学習したことの復習問題だから、簡単に進めても大丈夫だろうと
高をくくって、問題文を
生徒に読ませなかった。しかし、問題の意味をつかませるためには、生徒に読ませるべきだった。

(3)
生徒に作業させよ!
 
問題文を読み終わってから、の問いを出すまで、32秒かかっている。テープで聞くと、とても長い間に感じる。私自身は、板書しているから、授業中には間があいているなどと感じなかった。しかし、生徒の立場になれば、ただ教師の背中を見ているだけである。これでは、授業に緊張感など生まれるはずがない。
 生徒は、私が問題文を読むのを聞き、板書するのを見ているだけで、自分で作業していない。向山型算数では、小刻みに作業させることが大切なのに、ずっと生徒が受身である。問題文を読ませる、板書を写させるなどの作業をさせなくてはいけなかった。

 

(
4)
指示を言いよどむな!
 
で、指示の言葉を言い直している。こうした、一見小さなことから、授業が崩れていく。指示の言葉は、選びぬかれた、揺れのない言葉でなくてはいけない。
 

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