TOSSランドへ
(C)Two−Way/授業/向山型算数/中学校/障害児教育/授業分析/教師修業

 向山型算数に学ぶ特殊学級の授業   
   数学授業3分間の分析27 文字と式 章の問題2
             TOSS加賀  元村恵利子メール

東京書籍「新編新しい数学1」2章 文字と式 p.64  生徒1名 中学校知的障害特殊学級在籍

       テープ起こし          分        析
 黒板の問題をノートにやりなさい。
T (問題を読みながら板書する。)
T 問題1。
 (1)3×

 (2)
×2
 (3)3×
+1
 (4)1×

 時間は、1分30秒です。
【46秒】
  【生徒が問題を考えている間に1分たつ】

T 
(1)3×
は、文字式の表し方にしたがって書けばいい。【1分14秒】
 3

 おっ、ずばやい。
 
3xでいいが。やった!
 やったあ。
C a×2、2a。
【1分24秒】
 
おっ、すごい。
 3×1・・・たす1。
 1分がたちました。
・・1【1分54秒】
 あと30秒。
    【ここまで約2分】

 つぶやきながら、問題を解く。)
 
はい、1分30秒。・・2【2分26秒】
 答えを板書する。)
 答え合わせをします。【2分41秒】
 (1)3×xは、記号×をはぶいて、イコール3xです。
 (2)
a×2は、記号かけるをはぶいて、数を文字の前に書いて、イコール2aです。
  
  【ここまで3分5秒】
(1)授業のはじめに何をするか真剣に考えよ!
 「授業は最初の三分が勝負」だと言われる。私は、その言葉を知ってはいた。しかし、私の数学授業は、「教科書○ページ、問○を読みます。」と言って始めることがほとんどだった。
毎時間同じはじめ方でいいはずがない。学習する内容は、毎時間違うのだ。
 最近は、
次のような方法で、授業をはじめている。
1、フラッシュカード。2.既習の公式などを言わせる。3.教科書を読ませる。4.簡単な練習問題を解かせる。5.百玉そろばん。6.ノートに日付・ページ数、タイトルを書かせる。
 本時にしたのは、4である。問題3までを出してから、教科書の問題に入った。
 前時に、「
を記号×を使って言いなさい。」という問いに、生徒が1×でなくと答えた。文字式の表し方を、忘れたようだった。そこで、授業のはじめ短時間を使って繰り返すことで、定着させようと考えたのである。教科書の助走問題にもなっている。
 生徒は問題1は全問正解できたが、(1)でとまどっていた。何をするのか、分からなかったのだろう。生徒のつまずきを予想できていなかった。
 教科書の、問題1と同形式の問と同じように、「次の式を、文字式の表し方にしたがって表しなさい。」と言ってから、問題1を出すべきだった。
 授業の本筋にすぐに突入することができ、生徒のつまずきに対応した授業のはじめを、もっと真剣に考えなくてはいけない。
 
(2)時間の知らせ方は、経過時間と残りの時間を対にせよ!
 
で経過時間だけを生徒に知らせている。「1分経過。残り30秒。」というように、経過時間と、残りの時間を「対」にして言わなくてはいけない。
 
()答え合わせのシステムをよく考えよ!
 
で、時間の終了を知らせてから、私が答えを板書して、答え合わせをした。私が答えを板書している間に、生徒は黒板を写して、ノートに丸をつけていた。
 答えは私が読んでさっと進めたが、文字式の表し方を定着させようと考えるなら、1問は生徒に板書させ、答えの読み方も確かめるべきではなかっただろうか。
 生徒一人の授業で、「黒板を8等分して、早く解き終った子どもに答え
を板書させる。」「遅れている子どもが写す時間を保証するとともに、解き方を何度も聞くために、同じ問題を二人ずつ板書させる。」という向山型算数のパーツは使っていない。我流になっていると感じる。
 生徒が一人の授業では、答え合わせのシステムをどうするか、授業している私が考えなくてはいけない。 

元村ホーム トップ チェックリスト  子どもの感想  前へ  次へ  向山型算数を目指すための課題へ