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向山型算数に学ぶ特殊学級の授業 |
東京書籍「新編新しい数学1」2章 文字と式 p.64 生徒1名 中学校知的障害特殊学級在籍
| テープ起こし | 分 析 |
| T 黒板の問題をノートにやりなさい。 T (問題を読みながら板書する。) T 問題1。 (1)3×x (2)a×2 (3)3×x+1 (4)1×y T 時間は、1分30秒です。【46秒】 【生徒が問題を考えている間に1分たつ】 T (1)3×xは、文字式の表し方にしたがって書けばいい。【1分14秒】 C 3x。 T おっ、ずばやい。 C 3xでいいが。やった! T やったあ。 C a×2、2a。【1分24秒】 T おっ、すごい。 C 3×1・・・たす1。 T 1分がたちました。・・1【1分54秒】 C あと30秒。 【ここまで約2分】 (C つぶやきながら、問題を解く。) T はい、1分30秒。・・2【2分26秒】 (T 答えを板書する。) T 答え合わせをします。【2分41秒】 T (1)3×xは、記号×をはぶいて、イコール3xです。 (2)a×2は、記号かけるをはぶいて、数を文字の前に書いて、イコール2aです。 【ここまで3分5秒】 |
(1)授業のはじめに何をするか真剣に考えよ! 「授業は最初の三分が勝負」だと言われる。私は、その言葉を知ってはいた。しかし、私の数学授業は、「教科書○ページ、問○を読みます。」と言って始めることがほとんどだった。毎時間同じはじめ方でいいはずがない。学習する内容は、毎時間違うのだ。 最近は、次のような方法で、授業をはじめている。 1、フラッシュカード。2.既習の公式などを言わせる。3.教科書を読ませる。4.簡単な練習問題を解かせる。5.百玉そろばん。6.ノートに日付・ページ数、タイトルを書かせる。 本時にしたのは、4である。問題3までを出してから、教科書の問題に入った。 前時に、「xを記号×を使って言いなさい。」という問いに、生徒が1×xでなくx2と答えた。文字式の表し方を、忘れたようだった。そこで、授業のはじめ短時間を使って繰り返すことで、定着させようと考えたのである。教科書の助走問題にもなっている。 生徒は問題1は全問正解できたが、(1)でとまどっていた。何をするのか、分からなかったのだろう。生徒のつまずきを予想できていなかった。 教科書の、問題1と同形式の問と同じように、「次の式を、文字式の表し方にしたがって表しなさい。」と言ってから、問題1を出すべきだった。 授業の本筋にすぐに突入することができ、生徒のつまずきに対応した授業のはじめを、もっと真剣に考えなくてはいけない。 (2)時間の知らせ方は、経過時間と残りの時間を対にせよ! 1で経過時間だけを生徒に知らせている。「1分経過。残り30秒。」というように、経過時間と、残りの時間を「対」にして言わなくてはいけない。 (3)答え合わせのシステムをよく考えよ! 2で、時間の終了を知らせてから、私が答えを板書して、答え合わせをした。私が答えを板書している間に、生徒は黒板を写して、ノートに丸をつけていた。 答えは私が読んでさっと進めたが、文字式の表し方を定着させようと考えるなら、1問は生徒に板書させ、答えの読み方も確かめるべきではなかっただろうか。 生徒一人の授業で、「黒板を8等分して、早く解き終った子どもに答え を板書させる。」「遅れている子どもが写す時間を保証するとともに、解き方を何度も聞くために、同じ問題を二人ずつ板書させる。」という向山型算数のパーツは使っていない。我流になっていると感じる。 生徒が一人の授業では、答え合わせのシステムをどうするか、授業している私が考えなくてはいけない。 |