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向山型算数に学ぶ特殊学級の授業 |
東京書籍「新編新しい数学1」2章 文字と式 p.64、65 生徒1名 中学校知的障害特殊学級在籍
| テープ起こし | 分 析 |
| 「 」は、教科書の記述。 ※章の問題6を解いて答え合わせをして、7の問題文を2回読んだ後の流れ。 T 数学ができるためには、問題がすらすら読めることが大事です。もう一度。・・1 7。 C 「7 りんご1個の値段がa円、みかん1個の値段がb円のとき、次のそれぞれの式は、どんな、数量を表していますか。」【23秒】 T はい、よく読めた。 T りんご1個の値段はいくらですか。【31秒】 C a円。 T (笑って)50点! C りんご1個の値段はa円です。 T そのとおり。 T みかん1個の値段はいくらですか。【48秒】 C みかん1個の値段はb円です。 T 100点!【53秒】 T 念のために、a円とは、何ですか。 【ここまで1分】 C a円? T a円とは、何ですか? C a円? T a円とは、りんご1個の値段です。はい。【1分11秒】 C りんご1個の値段です。 T 念のため。b円とは、何ですか。 C b円は、みかん1個の値段です。 T すばらしい! T [板書] りんご1個→a円 みかん1個→b円・・2【1分50秒】 T (1)2a+3b、この式はどんな数量を表していますか。 【ここまで2分2秒】 T これを、りんごを丸り、みかんを丸みとして、絵で表してごらん。 [板書](1)2a+3b【2分16秒】 C 絵でー!?うわあ。 C 絵ですか T はい。 T かけたら、持っていらっしゃい。 C あらあ。 T 2a+3bを、絵で表します。【2分34秒】 C えーっと。【2分38秒】 【生徒が絵をかいている間に3分たつ】 |
(1)問題文はすらすら読めるまで読ませよ! 1で趣意説明をして、問題文を3回読ませた。しっかり読めるまで読ませたので、生徒は問題のイメージをつかみやすかったようだ。 授業の始めに、準備のできた子だけで何回か問題文を読ませるのは、時間調整の意味もある。 文章題では、「すらすら読める」こと、つまり、音読によって「問題の意味をつかめる」ことが大切である。 (2)文章題指導のステップを正確に追試せよ! 文章題は、まず問題が表すことをイメージさせることが大切である。私は、始めにりんご1個の値段を聞いてしまった。 「何の問題ですか?」と、まず聞くべきだった。 『向山型算数教え方教室』bO14(明治図書)に、井上好文氏が中学校での文章題指導のステップを書かれている。板書の写真も載っていて、とても参考になる。 しかし、せっかく井上氏のステップを読んでいながら、私は我流で指導してしまった。まずは、正確に追試するべきだった。 (3)作業は小刻みにさせよ! 2を板書したら、すぐに写させた方が良かった。書くことに時間のかかる生徒なので、板書を写してから絵をかいていては、時間がかかる。作業を小刻みにさせていかなくてはいけない。 (4)すぐれたパーツを使いこなせるように修業せよ! 向山型算数は、選りすぐりのパーツで組み立てられている。 この3分間でも、問題文を読ませるときに趣意説明をする、問題文に書いてあることを逆からも問い確認する、問いに正対する答え方をさせる、点数をつけることで自分で正しい答え方に気づかせる、などのパーツを使っている。 まだまだ、パーツが抜けてしまうことが多い。すぐれたパーツを、使いこなせるように修業していきたい。 (5)文章題の指導方法を蓄積せよ! 3分7秒たったときに、生徒が「あ、分かった。」と声を発した。自分で、正しく絵を書くことができた。絵をかいて数量の関係をつかむことができたので、答えも導くことができた。 この問題では、絵をかいて表すことが効果的だったと感じた。しかし、文章題によって、絵(イラスト図)では表しにくいこともある。 文章題の指導方法を、蓄積していかなくてはいけない。 |