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 向山型算数に学ぶ特殊学級の授業   
   数学授業3分間の分析31 文字と式 数学のひろば
             TOSS加賀  元村恵利子メール

東京書籍「新編新しい数学1」2章 文字と式 p.67 生徒1名 中学校知的障害特殊学級在籍

       テープ起こし          分        析
 67ページ、(9)。式を読んでみます。・・1【10秒】
T・C 
(9)(2x+5)×(−5)
 分配法則を使って計算します。
・・2
[板書]
   (2x+5)×(−5) ※−5と、2X、5を弧で結ぶ
 はじめに何をしますか。
【39秒】
 2とx、あ、2xだから、2かけるx。
 2x×(−5)をします。
・・3
    【ここまで1分3秒】

T 
次に何をしますか。

 (+5)かける(−5)
 5×(−5)をします。
・・4
[板書]
 (2x+5)×(−5)
=2x×(−5)+5×(−5)

 ノートにやりなさい。九九表を使ってもいいです。
【1分40秒】
C ひああ。
 
できたら持っていらっしゃい。
  
【生徒が問題を解いている間に3分たつ】
(1)ふにゃけた言葉を使うな!
  いきなり「読んでみます。」などとふにゃけた言葉を使っている。
・・1  授業に緊張感がなくなる。「式を読みます。」と言わなくてはいけない。

(2)授業分析を次時に生かせ!
 TOSS石川MLで、授業分析をすることには2つの意味があると教えていただいた。
(1)教師の力を少しずつ上げていく。
(2)明日の授業に生かす。
である。本時では、授業分析26の反省から、「分配法則」という言葉は私からあっさりと出した。・・2「分配法則」という言葉にこだわらなかったのはよかった。

(3)基本となる読み方を、生徒にも言わせよ!
 
このページでは、16問ある計算問題が、(1)から(3)は1次式と数との乗法、(4)から(8)は1次式の加減、(9)から分配法則を使った1次式と数との乗法が含まれる計算、と配列されている。(8)までは前時に終わらせた。
 
本時の基本となる分配法則の読み方である。「分配法則」という言葉だけでなく、計算の仕方や読み方まで、私が言うだけであっさりと進めてしまった。生徒にも読ませ、つかえるようなら、すらすらと読めるまで、繰り返し読ませなくてはいけなかった。
 
(4)生徒を誉めよ!
 3分間で、全く誉め言葉がない。ひどすぎる。 


(5)生徒のつまずきを予想して授業を組みたてよ!
 生徒が1回目にノートを持ってきたときは
 (2x+5)×(−5)
=2x×(−5)+5×(−5)
=−10x+−25
=10x+25
と書いていた。
 乗法は合っているのだが、符号を間違えている。ー10xとー25で、マイナスが2個あるから、答えの符号がプラスになると考えたようだ。
 (9)は、まずは黒板で確認しながら、教師と一緒に解き、(10)から自力で解かせるべきだった。生徒のつまずきを予想しなかった、傲慢な授業である。

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