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  向山型算数に学ぶ特殊学級の授業   
    数学授業3分間の分析7 文字と式 いろいろな数量の表し方1
           TOSS加賀  元村恵利子メール

東京書籍「新編新しい数学1」2章 文字と式 p52、53 いろいろな数量の表し方 
生徒1名 中学校知的障害特殊学級在籍

井上好文氏「文字の式を書くときの約束を唱和させる」(TOSSランドNo:1125003)の追試。

       テープ起こし          分        析
「  」は、教科書の記述。

 教科書49ページの(C ん?)例3を読みます。
T・C 「例3.文字式の表し方にしたがって、式を表してみよう。
  (1)a×b=ab  a×b×c=abc
  (2)a×3=3a  (n−5)×2=2(n−5)」
 はい、立って1回読みなさい。( )から。

    【ここまで約1分】

T・C
 「(1)a×b=ab  a×b×c=abc
  (2)a×3=3a  (n−5)×2=2(n−5)
・・1
 a×bを文字式の表し方にしたがって言いなさい。
 文字式。
 a×b。
 a×bはabです。・・2
 はい、そうです。
  では、abを記号×を使って言いなさい。
C ×? 
 abを、記号×を使って言うと。
・・3
    【ここまで2分1秒】

 記号? a×b。

 そうです。では、a×b×cを文字式の表し方にしたがって言いなさい。
 abc。
 じゃあ、念のために、abcを記号×を使って言いなさい。

 a×b×cです。     
 おお、すばらしい。
   a×3を文字式の表し方にしたがって言いなさい。

 a×bです。
 違います。a×3を文字式の表し方にしたがって言いなさい。
 3aです。
 はい、そうですね。では、3aを記号×を使って言うと、どうなりますか。
・・4
  
  【ここまで3分3秒】
(1)追試で、優れた授業の組み立てを学べ!
    いつもの私の授業に比べ、テンポがよかった。また、文字式の表し方を、生徒が無理なく覚えることができた。
これは、追試だからである。
 もっと追試をして、優れた発問・指示、授業の組み立てを学ばなくてはいけない。

(2)追試は「そっくりそのまま」せよ!
 
追試と言いつつ、自己流になってしまったところがある。始めに文字式の表し方を暗唱させていない。
・・1井上氏は、2回唱和させたあと、「教科書を伏せて」「もう一度教科書を開いて」「教科書を伏せて」暗唱させている。変化のある繰り返しである。
 これくらいしっかり文字式の表し方を覚えさせてから、問いを出すので、生徒は元気に答えることができるのだ。
 また、3分たったころ、気がゆるんで、「どうなりますか。」と悪癖の言葉が出てしまった。・・4「記号×を使って言いなさい。」と言わなくてはいけなかった。「どうなりますか。」では、だらけた感じになる。
 追試は、子どもがノートに写すのと同じで「そっくりそのまま」するべきである。

 
()リズムを狂わせる「はい」「じゃあ」を削れ!
 わずか3分の間に、「はい」「じゃあ」という言葉が何回もでてくる。
リズムを狂わせる言葉である。削らなくてはいけない。

(4)文末まではっきりと言え
  「言いなさい。」まで言うべきところを、「言うと。」と言っている。
・・3 生徒が「×?」と聞き返したので、指示を繰り返したつもりであった。しかし、文末がはっきりしていないので、余計に分かりにくい。

(5)答えるときは「です。」まで言わせよ!

 生徒の答え方をいいかげんにさせている。
「〜です。」まで言わせなくてはいけない。始めの問には、生徒はしっかりと答えている。・・2 ここで生徒の答え方を、しっかり誉めておけば、以後も正しい答え方をしただろう。

(6)力強く誉めよ!

  誉め言葉に、感情がこもっていない。誉められても嬉しくないだろう。

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