突然の腹痛、そして入院へ。入院って本当にやることがないんです。ここではそんな入院生活について紹介します。

 パパ緊急入院(2008/01/25更新) −入院日記
 
□ H20.1.17(木)雪
この日はつくばで初雪が降った日。
パパは前の日まで仕事を頑張っていましたが、腹痛の痛みに耐えきれず、近くの病院で診てもらうことに。
先生はちょっと見ただけで、「この辺で大きな病院にかかったことあります?」の一言。
いやぁな予感がしたものの、「○○病院ならかかったことがあります。」と伝えたところ、「紹介状書くから、すぐ行って」とのこと。
紹介状代の1,500円をぼったくられ、仕方なく○○病院へ。
○○病院では、平日にもかかわらず、とっても混雑。でも、紹介状のおかげですぐに診察してもらえました。
先生に、「いつから痛い?」と聞かれ、「2、3日前から。」とこたえ、「じゃ、横になって」といわれ、触診して妊婦さんがやるようなエコーみたいなもので診てもらうと、「急性の虫垂炎ですね、すぐ手術します」とのこと。
「く、くすりで散らせませんか?(バカな質問)」との問いに「切らなきゃダメです」と返され、仕方なく入院に。
血液・尿検査、レントゲン、CT(computerized axial tomography)スキャン等の検査をすませました。
緊急オペということで、ICU(intensive care unit:集中治療室 )に連れて行かれ、HIV検査の承諾書やら全身麻酔の説明やらでげんなりしていたところ、先生に呼び出され、「切らなくても大丈夫みたい」とのこと。はぁって感じでしたが、病名は「憩室炎」とのこと。
具体的な症状や原因は素人が説明するよりもこちらを見ていただくとして、まずみぞおちが苦しくなり、その後、徐々に右下腹部が痛くなる、というような自覚症状がありました。大腸にできた憩室が破裂してしまうと出血して本当に手術しないと行けなくなる病気で、そうなると最低でも一ヶ月は入院を余儀なくされるとのこと(恐)。早めに病院に行って良かったです。患部が虫垂炎と憩室炎は近いところみたいで、一昔前は憩室炎も虫垂炎と見分けが付かず、手術して初めて分かる、なんてこともあったようです。。
病気については先生が絵を描いて丁寧に説明してくれました。何はともあれ切らずにすんで良かったぁと胸をなで下ろしました。
こうして、入院初日はICUから一般病棟に移してもらい、抗生剤による点滴治療をすることになりました。

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□ H20.1.18(金)晴れ
入院二日目。
治療方法は断食&抗生剤点滴(1日2回)/栄養剤(2リットル)。
点滴って自由を奪われた感じでとても違和感があります。
痛みもまだひかず、のびをしたりすると下腹部が痛みます。
入院なんて小学生の時に腕を骨折して入院して以来、実に20数年ぶりの出来事です。
前の日まで普通に働いていたのに、いきなり「安静に寝てろ」と言われてもずっと寝続けられるわけもなく、中途半端だったDS版のFFVに没頭。でも、最後のボスを倒してやることが無くなりました。
暇つぶしにと思って家から持ってきてもらった東野圭吾もなんとなく暗い話でつまらなくて。。まだ退院の目処は全く立ちません。

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□ H20.1.19(土)晴れ
入院三日目。
普通、点滴を打っているとお腹は空かないと言いますが、お腹がすき始めました。
看護婦さんに伝えたところ、「良くなっている証拠」だそうです。でもまだお腹は押すと痛い状態が続いています。
この日は点滴を差し換える(血が逆流して点滴の管が詰まっちゃった)、ということで、シャワーを浴びても良いという許可が出ました。
三日ぶりにシャワーを浴びたわけですが、とても気持ちよかったです。
病棟でもやることが無くなってきたので、ママにお願いしてDS版のDQWを買ってきてもらうようお願いしました(しっかり小遣いからさっ引くと釘を刺されましたが・・・)
また、ベッドが4人部屋の通路側だったのですが、窓側の人が退院したので、窓際に移動させてもらいました。
やっぱり外の景色が見えると違います。通路側は頭が壁、左右足下がカーテンで仕切られているので閉塞感がありましたが、窓側はそれに比べると少しは開放感があって、手すりにタオルを掛けられたりと少しお得です。

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□ H20.1.20(日)晴れ
入院四日目。
前の日にシャワーも浴びてスッキリしたのに加え、痛みも徐々にひいてきました。
入院前にはベルトの穴を一つ緩くしないときつい感じがしたお腹まわりも少しへこみました。憩室炎になるとお腹も少し張るようです(正月休みでメタボ気味ではありましたが・・)。
しかし、入院というのは本当にやることがないです。
今日はこれまた自宅から持ってきた「エラゴン」を見ました。ノートパソコンを病院に持ってきたので、病室でも見れちゃうんです(病室で電子機器を使うのはホントはダメらしいのですが・・・)。
んー思いっきり「ロード・オブ・ザ・リング」のパクリです。続編があるような終わり方でしたが、見たいとも何とも思いませんでした。
DQWは奥さんが約束通り買ってきてくれたので、早速始めました。

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□ H20.1.21(月)晴れ
入院五日目。
断食治療も継続中で、無性にお腹が減りました。
看護婦さんに「水もダメ?」と聞いたところ、「食べないのも治療のうち」と言われ、妙に納得。
なぜか無性にポテチを食べたくなりましたがぐっとガマン。
今日は「日本沈没」を見ました。これはまぁまぁ。途中、ちょっとだらけた感じと最後はできすぎ感がありますが、邦画はこんなもんでしょう。
そして、いよいよ夕方の回診で「水とお茶なら飲んで良いです」と先生に言われ、早速飲みました。
五日ぶりに胃に飲み物を通しましたが、「生きてるんだ!」と実感。
飲み食いできないのがこんなにも辛いことだったとは・・・・・身にしみて感じた一日でした。
またしても点滴に血液が逆流して管が詰まり、針を差し換えるということで、入浴時間を過ぎていましたがシャワーも浴びました。
この日に知ったのですが、最近の点滴の針はプラスチックで出来ているんです。なので、針がくねくねと曲がるんですよ。知ってました?
また、一本の針で二種類の点滴も打てるように途中に二股に分かれる部品も付いていて、栄養剤と抗生剤は点滴一つでOK。これは昔からそうだったのかな?

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□ H20.1.22(火)曇り
入院六日目。
今日から少しは食べても良いと言われるかな?と期待していましたが、結局飲み物だけ。
でも、先生に「ポカリとかも飲んで良いですよ」と言われ、さっそく牛乳を飲みました。その後すぐにイチゴオレも飲んだけど美味かったぁ。
せっかくの入院生活もパソコンを持ち込んだために仕事の対応をする羽目に。。(T_T)
この歳になるとなかなか一週間も雲隠れするのは難しいです。世間では俗に言う「中堅」といったところ見たいですし。
気分はまだまだ若い!つもりでも、入社して10年以上経つとそうも言ってられなくなってきます。実力が伴ってませんがね。
今日の映画は手塚治虫先生原作の「どろろ」です。日本沈没に引き続き、「柴咲コウ」も出演。最初はしゃべり方に無理があるかなぁと違和感がありましたが、後半は板に付いてました。ぶっきーもかっこよかったです。これも続編がある感じの終わり方でした。
夕方の回診で、「明日から流動食を始めましょう」とのこと。やっと食べられる!!
入院して感じたのですが、意外と身の回りにあるものの音がうるさいと言うこと。
さすがに携帯電話は自粛していましたが、となりのベッドの人は絶え間なく携帯のボタンを押していました。メールなのかゲームなのかは不明ですが、携帯のボタンの音ってシーンとしている部屋では意外とうるさいもの。消灯が過ぎてもポチポチ音が聞こえてきて少しイラっとしました。
あと、DSのボタンも結構うるさくて、気を使いました。もちろんパソコンのキーボードもしかり。ま、病院で使うことを想定して作ってるわけじゃないので仕方ないですが、ボタンを押す音の小さい携帯電話やノートパソコンがあれば、意外とウケるかも(笑)

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□ H20.1.23(水)雨(東京は雪)
入院七日目。今日で入院してちょうど一週間。
朝食、なんとなく予想はしてましたが、味のない重湯、具のない味噌汁、牛乳、ぶどうジュースと何とも味気ないものでした。
「食べる」というより「飲む」に近いです。
食後に他の患者さんとの雑談で「飲んじゃダメ。かまないと」と言われ、でも、噛むところが無くて・・ねぇ。
朝の回診で、「昼から食事は三分にしましょう」と言われ、ちょっと期待しましたがご飯は重湯にちょっだけ米が増えた程度。おかず達はみんなすりつぶされていて原型がなんだか分からない状態に。白くすりつぶされたものがあって、醤油も付いていたので「大根おろし」と何の疑いもなく醤油をかけて食べたところ、なんと「リンゴをすりつぶしたもの」で、とっても変な味になっちゃいました。もったいないから全部食べたけど。
今日は初めて食堂で同じフロアに入院している人たちと一堂に会しましたが、高齢の方が多いです。明らかに自分が一番年下でした。
おじさん、おばさん達とはすぐにうち解けて雑談しました。みなさん、会話に飢えているといった感じ。
夕方の回診では、「もう点滴も取れますよ」と言われました。さらば点滴!こいつは予想以上に自由が奪われる上に如何にも「病人」に見えちゃいますからね。一週間ぶりに食事もとって点滴も取れて「退院」に向けてぐっと前進した一日でした。

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□ H20.1.24(木)晴れ(強風)
入院八日目。とうとう一週間を超えてしまいました。
一週間を超えての入院は、診断書の提出やら復職時の制限やらを会社に報告しないと行けないらしく、結構面倒くさいです。
仕事はたぶん世間一般と比べても忙しい方で、家に帰れない日なんてのはざらで、とくに年度末の1〜3月は多忙を極めます。国の会計年度にあわせて成果を納めるのが3月に集中しているせいなのですが、一人当たりの仕事量も多すぎるのが原因です。。今年の年頭挨拶で、社長は「労働環境改善」について延々としゃべったみたいですが、解決するのやら・・・企業経営と労働環境改善ってある意味トレードオフの関係にあるので、すぐにと言うわけには行かないと思いますが、せめて職員には人間らしい生活が送れるような水準を補償してもらいたいモノです。
さて、今朝はまだ三分の食事でしたが、お昼から五分の食事になりました。相変わらずおかずはみんなすりつぶされていますが、おかゆのご飯の量が本当に半分くらいになりました。あぁ、普通のご飯が食べたい。
朝の回診で、「食事をあげて(固くしていって)痛みが出ないようなら明日退院ですよ」とのこと。順調に回復したようです。空腹に耐えて食べるのをガマンした甲斐がありました。
普段は読む時間さえない新聞も隅から隅まで読めたので、社会が今どうなっているかだいたい分かりました(遅すぎ)。
また、今日は病院内の同じフロアで、どっかで見たことがあるなぁという人が食事の時に同じテーブルに着いたので思い切って話しかけてみました。
案の定、つくばで出向期間中に働いていた職場の人で、病気は胃ガンとのこと。それに比べれば自分の病気なんて痛くもかゆくもないです。
夕方の回診、先生が「明日退院して良いですよ」と言ってくださいました。
長いようで短かった入院生活、点滴で自由の制限がかかった以外は腹痛も徐々に治まっていたので、規則違反ですが映画を見たり本を読んだりと正月休みよりものんびり出来ました。

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□ H20.1.25(金)晴れ
入院九日目。いよいよ退院!
今日は気持ちの良い快晴で、窓からは富士山もうっすらと顔をのぞかせ、退院を祝ってくれているみたいです(^o^)。
昨日、夕方の回診後に整腸剤をもらい、朝の回診では「痛くなったらすぐに来てください」と言われました。
正直、まだお腹に違和感が残っていますが、しばらくは消化の良いものと繊維質を多くとるような食事を心がけ、完治できるように頑張ろうと思います。
入院中は家族も毎日お見舞いに来てくれ、家族のありがたみをしみじみと感じました。
また、普段は全く意識することのない「健康でいられること」がどれほど大事なことかを痛感しました。

ということで、これにて入院日記はおしまいです。来週からまた元気に仕事を頑張ろうと思います!