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向山実践「漢字文化の授業」で保護者を巻き込む授業参観を!
−向山洋一氏「漢字文化の授業」の部分追試−
 向山洋一氏が上海師範大学附属小学校の5年生に行った「漢字文化の授業」の一部を追試した。授業参観に保護者を巻き込んで,親子で考えることのできる授業である。ディレクター教材「1画加えて新しい字を作る」は,スマートボードで有効な教材である。
 準備物
1 プリント「一画加えて新しい漢字を作りましょう」(人数分)[HTML][PDF-B5版-]*1
2 1のプリントを拡大したもの
3 「口に二画くわえてできる漢字」[HTML](29種類)[JPEG](39種類)
4 3のプリントを拡大したもの 
5 太字マジックペン(5本)
6 ディレクター教材「1画加えて新しい字を作る」
1、一画加えて新しい字を作る。ディレクター教材「1画加えて新しい字を作る」を使っても良い。)
 授業開始のチャイムが鳴ったら「木」と板書する。
 一画加えて新しい字を作りなさい。 
 「クラスで一番漢字が苦手な子どもができる問題」を出す。全員の手が上がる。授業に勢いをつけるのである。
(1) 木 → 本
(2) 人 → 大
(3) 白 → 百,自
(4) 上 → 止
 (1) から(4) は、テンポよく挙手指名。黒板にかかせる。これによって、ゲームのイメージをつかませる。一切の説明は、いらないのである。
(5) 「一画加えて新しい漢字を作りましょう」の問題
 拡大コピーを黒板にはる。授業参観なので、お家の方にも考えてもらうためである。
 十個できたら持ってらっしゃい。 
 教室に列を作らないように時間差をつけるためである。また,自力で解決する時間を確保するためでもある。
 一つ書きなさい。 
 拡大コピーにペンで書かせる。これによってわからない子のヒントになる。なお,自分の名前も書かせる。責任を持たせるためである。
 答え合わせをします。 (答のプリント[HTML][PDF-B5版-]
 子どもがわからなかった問題は,保護者に聞く。難問は,「舌」である。この問題を解いたお母さんに私は,「天才!」と言った。子どもからも保護者からもどよめきが起こる。教室が知的な雰囲気になる。解いた保護者の子どもはにこにこしていた。
2、一画取ると別な漢字になる問題を作る。
 一画取ると別な漢字になるという問題を作って下さい。一つできたら持ってきなさい。 
 板書させる。でないときは、「田、日、同」を扱う。
 
3、口に二画を付け加えて新しい漢字を作る。
 口に二画を付け加えて新しい漢字を作りなさい。レベルを言います。3つ書ければ一年生、6つ書ければ二年生、9つ書ければ三年生,四年生が12,五年生が15,六年生が18,中一が21,中二が24。(学年×3)
 十五超えたら持ってらっしゃい。   
 下記のように板書する。
   1年 3 
   2年 6
   3年 9
   …(中略)
   中2 24  
 (一分後)五個過ぎた人、手を挙げて下さい。十個? 
 「すごい!」とほめる。
 (二分後)十五個越えた人、出てきて下さい。三つ書いて下さい。
 黒板に等間隔に「・・・・・」と打っておきその下に答えを書かせる。空いている場所なら,どの「・」の下に書いてもよい。
 黒板に書いたのを写していいですよ。 
 わからない子のためである。逆転現象への布石ともなっている。
 書いてないのは,書いて下さい。これからは、一つだけ書いて下さい。 
 この指示で,15個書いていない子が前に出ることができる。
 「口に二画くわえてできる漢字」を拡大した表をはる。
 これが「口に二画くわえてできる漢字」です。辞書で五画を探せばいいんですね。 
 一覧表に○を付けながら、挙手させていく。
 いくつ書いたか聞いてみます。十より多い人?十五、二十……。 
 書いていないのを一生懸命写していた子どもたち、つまり、黒板に出られなかった子が有利である。逆転現象が起こる発問になっている。
 
4、漢字の成り立ち
 (1) 目(目の絵を描いて、「この絵からできた漢字は、何ですか。」)
 (2) 見(目の絵に足を描いて、「この絵からできた漢字は、何ですか。」)
 (3) 土
 「土」と言う字の下の一本棒は、何を表すかわかりますか。
 「大地」です。
 上の「十」これは、何を表しますか。ノートに描きなさい。描いたら見せにきなさい。 
 板書させる。その後,討論させる。実践では「双葉」「天と地」「木」「十字架」が出た。討論した後,正解を教える。
 大地の中に種が入ります。芽が出て双葉をつけます。これが「土」です。これがもう一回育ちます。本葉が出てきます。これが漢字になりました。何という漢字だかわかる人? 
 挙手指名し、「おもしろい!だけど0点」など点数を付けていく。一度認めて,評価する。○×だけでなく点数をつけるのは,点数がヒントになるからである。
 その後,正解を教える。

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<引用文献>
1 「教育トークライン」No.158(東京教育技術研究所)

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