11. 横板の高さ出しとライニングの成形

難易度 : ★ ★

材 料

今 回 使 用 す る 道 具


図 1
青線で横板をカット。横板の高さを出してから、赤線まで削る
  1. プンタの部分で上からと下からの横板が図1のように長めになっていると思います。最終的には赤線のところ(Cの横板の一番先のところ)できれいに横板をカットします。現段階では赤線よりも2〜3mm外側(青線)でノコギリでカットしておきます。
図 2
横板をブロックと同じ高さまで削る
  1. 表板側・裏板側とも、図2のようにブロックの高さより横板の高さの方が高くなっていることと思います。この余分な横板を平カンナを使ってブロックと同じ高さ(赤線の位置)にします。
  2. まず、表板側の横板を、ブロックと同じ高さにします。
  3. 平面のガラス板の上に置いてみて、ガタツキや浮いた部分が無く、ブロックと横板が完全にガラス板に密着するようにします。
  4. 次に、裏板側の横板をブロックと同じ高さにしつつ、ブロックの高さも以下のように削ります。
    ブロックの高さは、上側の3つが30.5mm、下側の3つが31.5mmになっているはずですので(参照→ 第3回 「ブロックの面出しと仮接着」)、一番上(ネック仕込み部)が30.0mm、一番下(エンドピン側)が31.0mmになるように削って下さい(ノギスで寸法を測りながら)。
  5. 平面のガラス板の上に置き、ガタついたり浮いたりしなくなるように削ります。一番上(ネック側)30.0mm、一番下(エンドピン側)31.0mmの寸法を割らないように注意して下さい。
  6. 表板側・裏板側とも平面が出たら、プンタの部分(4ヶ所)を24mmの平カンナとヤスリを使って、図1の赤線のところまで型板に対して垂直な直線で仕上げます。

次はライニングの成形です。ライニング(内張り)がどういうものかわからない人は プレ講座 「楽器の構造」 を参照して下さい。
ライニングは柾目で使用します。木取りは図の通り。(市販のライニング材を購入した場合は、正しい木取りになっています。)
ライニングの幅と厚みをととのえる
  1. ライニングの厚みを出します。厚さは1.8〜2.0mmで均一の厚さにして下さい。
  2. ライニングの幅は、仕上がりで8.0mmです。現段階では8.5〜9.0mmで一定の幅で、かつ直線にカットします。長さは、長いままにしておいて下さい。

HOME バイオリンの作り方 目次 10.横板の曲げと接着(3) << >> 12.ライニングの曲げと接着