19. 裏板のアーチの成形

難易度 : ★ ★ ★

材 料

今 回 使 用 す る 道 具


前回で、パフリングのやや内側の厚みを出しましたね。今回はいよいよ楽しいアーチ作りに入ります。
まず、裏板を削るのにあると便利な固定台(→ 次回の写真)を作りましょう。

  1. 厚さ30mmほどのラワン材等(軟らかめの木)に裏板と同じ形を写し取ります。
  2. 周囲6ヶ所ぐらいに適当な木片を木工用ボンドで貼り付けます。
この固定台はこれから先、表板を作る際にも使いますので、固定のための木片の位置には多少遊びがあるぐらいでよいかもしれません。もちろん、裏板がぴったりはまるように作って、後で表板が入らなかった場合は、木片を少しノミで削ってやればOKです。また、今回よりも小さめの型で2本目を作る場合は、付けた木片を剥がすか、カンナがけをして平面にしてから、新たな木片を付ければ、何度でも再利用できます。


では、アーチ作りに入りましょう。前回の図の通り、外側2〜2.5mmの部分は削らないで下さい。
裏板のアーチ作り 縦
  1. まず、ボタン部を除いた全長の中心点の厚みが15.5mmになるように、平カンナをかけます。平面出しをした時と同じように、年輪に対して垂直方向にカンナをかけた方がやりやすいと思います。(参照→ 第14回 「裏板の平面出しとアウトラインのデザイン・切り出し 」
    高さはカリパーで測って下さい。これがアーチの高さとなります。ただし、この後豆カンナやスクレイパーをかけていくと、最終的には15mm前後になると思います。
  2. 次に縦のアーチを作りましょう。前回作ったアーチの型を中心線に当てながら、丸ノミで荒削りをし、豆カンナを使って形を作っていきます。
    この時、型に頼りすぎるとかえって妙な形になる場合がありますので、型はあくまでも参考にするにとどめ、直感で作った方が良いでしょう。
    また、アーチは魂柱の立つ部分が最も高いのではなく、ボタン部を除いた全長の中心部が一番高くなります。中心部から上下対称のなめらかなカーブを作って下さい。
  3. 縦のアーチがだいたい完成したら、今度は横のアーチを作っていきます。全体を削りつつ、各部分に型を当てて形を確認しながら作業をします。やはり、型には頼りすぎない方が良いでしょう。アーチの型には様々なものがあり、多少自分の思い入れが入ってもかまいません。私も毎回少しずつ変化します。自分のイメージに合った左右対称のアーチにしてみて下さい。
    プンタ部については、図の黄色い部分を削りながら、アーチがきれいに連続するようにして下さい。
  4. 豆カンナで削った時にできたデコボコを取るには、まず大きなスクレイパーで意欲的に削った方が良いでしょう。それから、小判型のスクレイパーを使ってできる限り表面をなめらかにして、アーチは完成です。
裏板のアーチ作り
裏板のアーチ作り 横
プンタ部

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