難易度 : ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
材 料
今回やる表板の接ぎは、ほとんど裏板の場合と手順は変わりません。違いと言えば、平面出しをする時のカンナがけの方向が変わるくらいのものです。
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写真 1![]() | 写真 2![]() |
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表板の接ぎは、木質が軟らかいため、接着面がごく微妙に不確かでも、圧力によって面を密着させることが可能です。また、ニカワを塗ると、水分でさらに木が軟らかくなるので、この特徴に拍車がかかります。裏板で苦労してきっちりと作業をした方にとっては、いくぶん楽に完成させることができると思います。
ハーゼのこと楽器のカエデの部分に杢があるものは、一般的に好まれます。杢は強ければ強いほど良く、これが無い方が好きだと言う方は少ないと思います。それと比べて、表板には何の模様も無くて味気無いと思ったことはないでしょうか。実は、表板にも「ハーゼ」という模様が浮き出ていることがあります。右の写真の、斜めに走っている模様がそれです。 ヨーロッパでは、ハーゼが多く出ているものの方が人気が高いようです。日本ではハーゼについてあまり話題にのぼることがなく、これについての知識や認識がそれほど定着していないがために、一見傷が付いているかのように見えるハーゼの模様が、好まれないこともあるようです。 カエデの部分に杢があるものが好まれるのは、その方が美しいからというのと、模様のある木は珍しくて希少価値が高いからという理由によるものだと思われます。美しさの観点から言うと、人それぞれの好みや価値観によって評価が様々になりますが、希少価値という点では、表板のハーゼは裏板の杢よりもさらに珍しいものです。 今度楽器屋さんへ行った時は、ハーゼに注目して楽器を見てみては? |
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