難易度 : ★ ★ ★ ★
材 料
- ラワン材等のやわらかめの木 … 35×95×10 を2つ
- 横板(C部) … 厚さ1.2〜1.3mm 33×133 2枚
- ニカワ
今 回 使 用 す る 道 具
- 平ノミ
- 平カンナ … 刃幅24mm
- 金ヤスリ(半丸 大)
- 石鹸
- 鉄ゴテ (バイオリンのC部と似たカーブを持つ鉄の塊。直接ガスコンロで加熱して使用します。) … 道具一覧の こ
- 前回作ったステンレスの板
- ニカワを塗るための筆
- Fクランプ
- 台付スコヤ
| さぁ、すぐに横板を曲げてみましょう! …と言いたいところですが、その前にもう一つ、横板接着に必要な当て木を作らなければなりません。右図のような当て木を2つ、作って下さい。(平ノミ・平カンナ・ヤスリを使用) |  |
| これが出来たら、いよいよ横板曲げです。模様にも気を配ってみようという方は、前回の 「杢について」 を参照し、横板の向きに気をつけて下さい。 |
- まず、ニカワを水に浸しておきます。 (下記参照→ ニカワについて)
- 内型のC部の側面に、よく石鹸を塗っておいて下さい。ブロック材には決して塗ってはいけません。(これは、横板の接着作業中に余分なニカワが横板と内型の間に入り込んだ時に有効です。石鹸が介在すると、ニカワは接着能力を失います。)
- 鉄ゴテを直接ガスコンロにかけて加熱します。手に水をつけて少し振りかけてみた時に、水玉が跳ねるくらいまで加熱します。
- その間にC部用の横板(厚さ1.2〜1.3mm、33×133、2枚)を用意します。それと、水をコップに一杯。
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- 鉄ゴテをしっかりと固定します。
- 4. で用意しておいた水に横板をつけ、鉄ゴテとステンレスの板の間に挟み込んで慎重に曲げます。(右の写真)
※ 杢の深い横板の場合、割れやすく、非常に難しい作業になるでしょう。
- 内型のC部と同じ形になるまで頑張りましょう。
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- 形が出来たら、すぐに、右図のように当て木とクランプを使って仮固定します。
- 反対側のC部横板も同じように曲げ、仮固定します。
- 仮固定した状態で、横板のブロックが付く位置に印をつけておきます。
- ニカワに熱をかけます。 (下記参照→ ニカワについて)
- ブロック材(C部の横板接地面=図の青い部分)と横板(ブロック材との接地面)にニカワを塗り、右図のようにクランプで固定します(矢印の位置)。この時、クランプの力が弱いと知らない間に外れてしまうことがありますが、逆に力が強すぎると横板が割れたりしますので、充分な注意が必要です。また、クランプが当て木から滑ってしまう場合は、図の赤い部分のような窪みを作ってもよいでしょう。
※ ブロックの高さ(幅)よりも横板の幅の方が少し大きいので、表板側・裏板側とも横板がはみ出る位置で接着します。(参照→ 第11回 「横板の高さ出し」) |
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- 写真のようにスコヤを当て、内型と横板がだいたい垂直になっているか確認します。
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- はみ出したニカワをよく拭き取っておいて下さい。
- 同様にして、もう一枚の横板も接着します。
- そのまま6時間以上放置します。
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私は粒状ニカワを使っています。(写真左)
写真右は、購入した場所は違うものの、左のものと同一と思われます。ただ砕いてあるだけ…。
こういったものの他に、棒ニカワや水墨画用のニカワなどがありますが、これらは楽器作りには適していません。
ニカワは、ビンなどに入れ、その倍くらいの水でよくふやかします。(粒状のものは1時間以上。形状によってはもっと時間を要するものもあるでしょう。) それを湯煎し、水が沸騰する直前まで加熱して使用します。水が沸騰するまで熱してしまうと、ニカワの接着能力が落ちることがあるので注意して下さい。(ニカワの接着能力がいちばん高くなるのは80度くらいです。)
濃さは、筆をたっぷりニカワに浸して素早く引き上げた時に、少し糸をひくくらいの粘度にします。
一度溶かしたニカワは古くなると接着能力が落ちるので、余ったものはあまり期間を置かずに処分しましょう。ラップを掛けて冷蔵保存しておけば多少日持ちがします。
水に溶かしていないニカワは密閉容器に入れて湿気を防ぎます。