クローズテスト(Cloze Test)とは、テキストを機械的に数語(通常 5 から 12 語)おきにカッコ抜きし、受検者に削除された語を埋めさせるものです。元のテキストから削除された語と同一の語でなくても文の意味が通れば正解とするなどの配慮が必要な場合もありますが、読解力・語彙力・文法力などを含めた総合的な英語力の測定が可能であるとして広く用いられており、各種英語教育施設のクラス分けテスト(プレースメントテスト)でもよく使われているようです。
インターネット上で「cloze test」で検索すれば数多くヒットしますし、関連する文献・論文も多々あるようですが、Macmillan English Dictionary のサイトの Glossaries - ELT(English Language Teaching) terms のコーナーで用いられている説明を、参考のため引用しておきます。
A cloze test is a special type of fill-in exercise where, for example, every 5th word in a paragraph of about 150 words is deleted. (It could be every 6th word, or every 7th word, and so on.)
Cloze tests are a very good indicator of general ability in the language: usually a student who gets a good score in a cloze text is a good "all-rounder" in the language.
授業においては、実力を測るテストとして使うほか、読解力・単語予測力のトレーニング用教材として利用できると考えられます。テスト作成に大した手間がかからないというのが大きな魅力ですが、それをもっと簡単にできるようにしようというのが、BigEditor のクローズテスト作成機能です。純粋にカッコ抜きにする語の間隔を固定してよいのであれば、条件を設定した上で[自動で作成]ボタンをクリックするだけです。
クローズテストを作る上での留意点の1つとして、最初と最後の1文か2文には手をつけず、ある程度文脈のヒントを与えるということがあげられます。BigEditor では、文字列が選択されている場合には、その選択範囲のみを対象とする仕様になっていますので、最初と最後のある程度の範囲を対象から外すことも簡単です。また、[1語ずつ確認しながら作成]を実行することによっても対応可能です。
クローズテストを少し変形して、固有名詞や数字を避けてカッコ抜きするという方法もあります。また、語彙・文法・文脈などをターゲットにしてカッコを抜くという方法もあります。これは、Gap-filling Test などと呼ばれているようです。これらの場合、ただ単に指定した間隔でカッコ抜きしても無意味ですので、[1語ずつ確認しながら作成]を実行してください。これによって任意の単語をカッコ抜きすることが可能です。
さらに変形して、語頭のアルファベットを1つ(あるいはそれ以上)与えることによって、テストの難易度を下げるという方法もあります。この方法は、通常 C-Test と呼ばれているようです。これには採点しやすくなるというメリットもあります。BigEditor では、[最初の1文字をヒントとして示す]をオンにすることによって実現することができます。
未習のテキストを用いてクローズテストやトレーニング用教材を作るほか、既習のテキストを教材にすることもできます。カッコ抜きした教材を、授業のワークシートとして使ったり、既習内容の復習テストとして使ったり、既習内容の要約文をテキストとすることによって理解度を確認するテストとして使ったりするというようなことが考えられます。さらに、新出語彙をカッコ抜きすることによって、既習範囲における語彙テストとしても使えるかもしれません。
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