PLOTS AND PROPOSALS

from "Victoria Wood With All The Trimmings"

2000


"Victoria Wood With All The Trimmings" は、英国の人気コメディー女優、ヴィクトリア・ウッドを中心としたパロディー満載のクリスマス特番のDVD版です。 日本でもおなじみの豪華ゲスト陣が爆笑コントを盛り上げています。 リックマンさんもコントと呼ぶにはあまりに立派なこの1本で、真面目くさって笑わせてくれます。

ただし、英語字幕がなく、しかもバリバリのイギリス英語なので、何度も何度も聴き直したのですが、まだ細かい部分(特にギャグ)は不明です。 人名の綴りも不明ですので、とりあえず聞こえたとおりに表記しています。 もっと詳しくお分かりの方がいらっしゃったら、ぜひ教えて下さい。



身を引くファロン

ジョージ・ファロン司令官 (アラン・リックマン) は、 ワーテルローの戦い(1815年)に出征中。 戦場で副官(ヒュー・ローリー)に口述筆記させて、 恋人のアリスに 「もろもろの事情により、あなた様とは結婚できません」 という書状を送ります。

書状が届く

すると、 それを屋敷の庭で受け取ったアリスは、ショックを受けて母親のカーテスロー夫人(イメルダ・ストーントン)もとへ走り、「ファロン司令官が結婚して下さらないかもしれませんわ!」。 カーテスロー夫人は「かもしれない、だなんて、あなた、そんなことでどうするの?」と叱咤します。 失意のアリスが窓辺で刺繍をしていると、外で馬のいななきが。 「彼が帰ってきてくれたわ!」と歓喜したアリスはドアを開け、うっとりと目を閉じて「やはり私と結婚を望まれるのですね!」と口走りますが、 そこに立っていたのは、地主の不細工な息子クレム・ハーディクロフト(ピート・ポスルスウェイト)。 あわてたアリスは、「刺繍の続きがございますの」と言って、クレムをドアの外に押し出しますが、クレムは小躍りして喜びます。

うろたえる母

おろおろするカーテスロー夫人を尻目に、ハーディクロフト氏(ブルース・アレクサンダー)は 「47歳でいまだ独身の可哀想なクレムをぜったいにアリスと結婚させる。 それがわしの人生最後の行いだとしても!」 と意気込み、 そのとたんに発作を起こして急死します。

ステップル夫人

アリスがクレムと結婚するとの噂を聞いたステップル夫人(ジェラルディン・マクイーワン)は、 「代わりに、ある陸軍司令官がフリーになるわねぇ……」とほくそえみ、 「ワーテルローの戦いの、正確なアドレスは?」と言いながら、 ペンをとります。 …… ここで前半終了。 「この先を見たい方は、27.50 ポンド入金してください」 というアナウンスが。


Alice and Clem
クレムとアリス

さて、 後半のサブタイトルは 「代金は受け取りました」。 戦場で傷を負ったファロン司令官に届いた手紙には、アリスがクレム・ハーディクロフトと結婚すること、 そして、ステップル夫人が自分に結婚を申し込んでいることが書かれています。 ファロンは苦しい息の下から、 「ステップル夫人に申し込みを受けると伝えてくれ」と副官に命じます。 一方、 悲嘆に暮れていたアリスの母親が一転してルンルンに。 クレムが地主の全財産2万8000ポンドを相続することになったからでした。 それを聞いた、ステップル夫人は、急遽作戦を変更し、クレムとの結婚を狙います。

悲しい知らせどころか……
あっと驚くファロン

かくして、ファロン司令官は、戦場でたくさんの書状を受け取るのですが、 「ステップル夫人が婚約を破棄し、クレムと婚約した」、 「アリスが修道院に入った」とかそんな辛い話ばかり。とりわけ最後の手紙に大ショックを受けるファロン司令官。 (← NG はこのシーン。350K)  副官が 「また悲しい知らせですか?」 とたずねると、答えは意外にも「いや、懸賞に当たった!現金5ギニーだ!」。  ファロンは英国に飛んで帰り、夜、修道院にいるアリスを訪ねます。副官に下から支えられながら木に登り、「アリ〜ス! 君をずっと思っていたんだ〜!」 と叫ぶファロン司令官。 それに対して、アリスは窓から顔だけ出して 「遅すぎました。私の信仰は揺るぎません」 と拒むのですが、ファロンが 「5ギニー、当たったんだ。新しい家を建てよう!」 と叫ぶと、 突然、 修道女のかぶりものをかなぐり捨て、ニッコリ。 「新しい歯ブラシが買えるわ!」 …… そこで The End。


Rickman and Laurie in SENSE AND SENSITIVITY Imelda Staunton in SENSE AND SENSITIVITY
司令官と副官? アリスの母?

さて、この作品、"Plots and Proposals" なんてタイトル自体がジェーン・オースティン作品のパロディーみたいですよね。 Pで頭韻を踏んでいるところなんか、『高慢と偏見 "Pride and Prejudice"』 そのままですし。 でも、 キャストを見てみると…… おお、 『いつか晴れた日に "Sense and Sensibility"』 ではありませんか!  右の写真は、"Plots and Proposals" ではなく、名作『いつか晴れた日に』 なんです。 でも、こうやって2作品の画像を貼っても、 違和感がないのが……怖い。


Lindsay Duncan in WI

おまけに…… "Private Lives" でリックマンさんと共演したリンゼイ・ダンカンさんも別のエピソードで出演してます。 "ER" をもじった "WI" (地方婦人会 Women's Institute)で、大マジメな顔で給茶機に心臓蘇生(?)を施してました。 残念ながら、助かりませんでしたが …… (笑)。

リンゼイさん、NG集にも登場します。 「もう間に合わないわ!」とパニックする若い女性(写真左)に振り返って平手打ちをお見舞いする場面で、相手が先によけてしまったためタイミングが合わず、リンゼイさんが笑って「あ〜、ごめんなさい!」……というシーンでした。


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Victoria Wood With All The Trimmings

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