雑記帖2002年3月分
| ここでは、21世紀を記念して、このWebの管理人「にん2」の身の回りに起こったことを不定期更新お気楽日記風に書いていこうと思います。 |
| 春雷
2002年3月31日
明日から新年度。いよいよ事業所を引き継がなければならない。もうずいぶん山とご無沙汰で、ここは一番行っておきたいところであるが、そうもいかない。そこが悲しいところ。 それというのも、今週もやけに忙しく、明日までに提出しなければならない事業所の運営計画書と、作業管理データベースの構築の目途がまったくたっていないからだ。家でやってもいいのだけれど、テレビと布団と子供とインターネットの誘惑に勝てそうもなく、思い立って山篭り? ちょいと静かな環境で、みっちり取り組むことにした。ついでにリフレッシュも兼ねてね。 上毛の鄙びた温泉。澄み切った湧水のほとりの公園に車を止める。宿に泊まるほどの余裕もないけれど、入浴には通える。目の前の山の中腹に高床創りの弁財天があり、ライトアップされた赤い山門とお堂が美しく、池のほとりには、時間に取り残されたようなラーメン屋が紅い光を池に映している。いつかこんな店をやってみるのも悪くないかもしれない。トイレもあるし、そこかしこに燈る提灯やぼんぼり。何より、盛りを過ぎた桜の花びらが、春夜に水面に散る様には、図らずも心癒された。 さて仕事であるが、残念ながら完敗。思わず弁財天の山を散歩してしまったり、そこかしこに点在する湧水を引き込んだ池の鯉を眺めて回ったり、花を愛で、新緑の匂いをかいでリフレッシュはできたけれど、持っていったノートPCのファイルは、一向に増やすことができなかった。 昼過ぎ。八王子に戻ると、家には誰もいない。取り合えず一眠り。布団があるのはどうもいけない。夕方。雷鳴に起こされる。今年最初の雷。閃く雷光が、暮れなずむ街を真昼のように浮かび上がらせる。轟く春雷は、新年度の波乱を見るようで胸に重く響く。明日は入社式。自分の事業所にも新人がやって来る。彼のために、いや、そこに集う人々のために、自分は何をなすべきか、稲光の合間、ガラスに映る自分の姿に、問い掛ける夜だった。 さて、仕上げに取り掛かろう。 |
| 私鉄沿線
2002年3月27日
ホームの外は、時の流れに置き去りにされたような下町の商店街。場末の居酒屋が軒を並べる狸小路の突き当たり、線路際の小さな店で、ひっそりと食事をした。この店にとって、おそらく今日最初で最後の客。 不自由な片足を引きずって料理を運んでくる初老の店主は、無愛想だがそれを苦にする様子も無い。音楽を流すわけでもなく、時折走り過ぎる電車の音だけが、時の流れを思い出させる。 移ろい行く時間の中で、やがて消え去るその時が来ようとも、残された想いだけは、人の心の中で輝いて行く。それは、永遠に追いつけない夢の残骸なのかもしれない。杯を傾けながら、その夢を偲んだ夜。私鉄沿線には、変わることの無い営みが、雨上がりの路に淡い光を落としていた。 きっと来年も、同じ夜をここで過ごすことだろう。それまでこの店が残っていますように、そう祈りながら、家路をたどった。 |
| 風に向かって
2002年3月26日
日が昇ると、芦ノ湖の湖上には強い風が吹き渡った。錨をおろしていないと、たちまち岸に吹き寄せられてしまう。2.5gのルアーは思ったように飛んでくれず、だからと言うわけではないが、結局誰も1匹も釣れなかった。芦ノ湖のトラウトが、今更食べ物でないものになど食いつかないのかもしれない。餌釣りをしている釣り師の竿にだけ、選んだように魚がかかっている。胸まで水に浸かって、大袈裟に竿を振り回しているフライフィッシャーの姿が、滑稽に見えて仕方がなかった。 風は強いが、気温は高い。魚釣りと言うよりも、春の舟遊びと言った風情で、ボートの上で昼寝をしたり、食事を楽しんだり、それなりに癒されたような気がする。もって1時間くらいかなぁ・・・と思っていた娘も、ダダをこねるようなこともなく、3時間余りも狭いボートの上でおとなしくしていてくれた。彼女は彼女なりにこの遊びを楽しんでいたようだ。もっとも、朝が早かったせいか、昼食を食べたら、あっさり眠ってしまったが。 そんな娘と、やはり眠くなったみきちゃんをテントに送り届け、ひとりで再び船を出す。日が翳り、寒気が襲ってくる。錨を降ろしていると、船は同じところで振り子のように翻弄される。何だかバカバカしく思いながらも、わずかな期待を込めてひたすらルアーを投げては巻き取り続けた。ここのところ仕事に追われ疲れた心には、それさえも妙に心地いい。釣れればそれに越したことはないが、釣れない釣りもなかなか悪くはない。 そろそろボートを返す時間。風に向かって、無心でボートを漕ぐ。こうしていると、芦ノ湖も大海の趣き。板子一枚下は地獄に変わりなく、直ぐ傍を走って行く観光遊覧船は、見上げるような巨船に見える。船を操る楽しさと、久し振りの全身運動は、体が伸びるような気持ち良さがあった。山の会であるところのMSCCにとっては、これはひとつの番外編なのかもしれないが、遊びの質に変わりがあるわけではない。 でんでんのホテルで入浴し夕食を食べると、猛烈な睡魔に襲われた。高速道路で一瞬気を失い、これはヤバイとPAでワンビバ。娘はそのまま、翌朝まで眠り続けた。思えば、朝起きてから、こうして眠るまでの間、娘を見続けたことなど久し振りのことだ。そう思えば、ボウズも別に苦にならない。まあまあ上出来。それなりに、心に残る一日ではあったかな。ね、にゃんちゅうさん! |
| 引継ぎ、そして・・・
2002年3月24日
土曜日の午前中は、暁の渡部さんにお願いして、社内の営業担当者向けのセミナーをしてもらった。今のにん2の仕事にとって最大の難問はいかに彼らを切り崩し、こちらに取り込んで行くかというところ。けれども、営業経験の無いこちらの話しになど、めったなことでは耳を傾けてもらえず、かくなる上はと閃いたのが渡部さんの存在であった。一方的なお願いでご迷惑なのはごもっとも。でも快く引き受けていただき、感謝いっぱいである。それどころか「良いブレイン(渡部さんのこと)を持っている。」と、こちらのお株も上がり、セミナーの評判も上々。仕事の付き合いと遊びの付き合いの壁を云々する輩も時にいるけれども、にん2としては快哉を叫び、今回の一件を誇りに思いたい。 渡部さん、本当にありがとうございました。 午後からは、引き継ぐことになった事業所の運営についての打ち合わせ。瑣末的な問題よりも、全社的に抱える病の根深さに前任者と頭を抱えてしまう。渡部さんのセミナーの効果がすぐに出るとは思えないが、少しでも変わっていくこと、変える努力をしていくこと、それだけは熱っぽく語り合うことができた。さて、これらを乗り越えてこの事業所を黒字にしなければならない。必要経費と売上見込みのギャップに蒼ざめつつも、それなりに闘志は湧いてきた。 夜。上の娘を連れ、みきちゃんをひろって箱根の芦ノ湖に向かう。にゃんちゅうさんリーダー?の「芦ノ湖ビッグトラウトツアー」である。湖尻のキャンプ場に着いたのは、そろそろ日付が変わろうとする頃。それでも、娘も加わり夜中の宴会。にゃんちゅうさんお手製の料理に舌鼓を打ちつつ、翌日の釣果に期待が膨らむ。 そう言えば、うちの娘がテントで寝るのは今回が初めてだ。時間が時間でもあり、グズグズ言う前にダウンしてしまったので、シュラフに放り込んで事なきを得た。まずは難関突破。 朝。5時起床。釣りの朝は早い。ホントに早い。まったくもって早い。もっと寝かせてお願いってくらい早い。娘の世話をしているうちに、朝食も終わり、ボートも手配され、さあ出発である。 さて、この後どうなったか、それは次回のお楽しみということで・・・。 |
| 激動と不動の日々
2002年3月22日
またまたサーバーのトラブルで、週に2回も36時間労働をしてしう。谷川岳の東尾根はキャンセルになり、にゃんちゅうさんにも、山にも、大きな借りをこさえてしまう。暁の渡部さんに励まされ、少し元気になる。会社の人間に対しては、決して持ち得ない尊敬を、そうでない人達は、どうしてこういとも簡単に持ち得るのだろうか。 さぼり続けた日々。雑記帖の日付はさっぱり上がらず、かと言ってモチベーションも湧かず、以前は日々起きること、インスパイアされるたび、それを書かずにおれない気持ちになったものだが、激動にもまれるうちに、それらが取るに足らないことに思えてしまうようになった。良くも悪くも、自分の周囲で、何かが大きく動き始めている。じっと座し、頭上を通り過ぎるのを待つには、いささか大き過ぎる動き。おそらく、自分のやり方ひとつで、少なくとも10数名の人生に影響をもたらさずに負えない立場に、手に汗握っている。 そんな中、抱きしめた肌の温もりだけが、追い詰められた心のイガを刈り取ってくれる。激動の中に、不動であれと願う温もり。 |
| なんだか
2002年3月15日
最近パワー落ちまくり。重要な仕事を任され、奮起して、いっちょうやったるか〜!!なんて気持ちになるほど若くないって言うか、もうそろそろそういうのもいいや、と思っていたところにそんな話しをされたところで、がっかりの方が大きいんだよね。 不景気の煽りを受けて給料は10%カットになるし、「仕事は任せた。今日から役員待遇ね。役員なんだから、会社の景気が悪い時は報酬カットも仕方ないだろぅ。」なんて言われたって、そりゃぁ無いよ、って感じ。せっかく苦労して、納期と寸法に追われる日々にサヨナラしたと思ったのに、逆戻りどころか、益々忙しくなるんじゃぁパワーが落ちるのも無理もないでしょう。 まあもっとも、今のパワー激減の原因の半分以上は花粉のせいだと言って言えなくもないんだけどね。くしゃみや鼻水ならともかく、アレルギー性の喘息で、咳と気管支ゼーゼーでは、仕事も遊びも気力が湧かないのは致し方ないでしょう。もう、本当に生きてるのが辛いっす。 そんな中、明日は谷川岳の東尾根。底雪崩で、ドーンと一発埋もれるのも悪くないかなぁ、なんて良からぬ想像をしてしまうのも、全ては花粉のせいなんでしょうかね。でも、雪崩に埋もれるのはさすがにイヤだから、予備日を使ってワンビバくらいはしてもいいや。 仕事はイヤだけど、それを失って路頭に迷うのもやっぱりイヤ。所詮そんなスケールでしか生きられないのかねぇ。 んとに、愚痴なかりで申し訳ありません。 |
| 淺川を行く
2002年3月10日
来週の谷川岳東尾根を前に、あまりに運動不足の昨今を是正するため、上の娘を自転車に乗せて、淺川のサイクリングロードを高尾山口まで走ってみた。 淺川というのは、八王子の街を東西に流れる中河川であるが、ずっと市街地を流れるだけに、お世辞にもキレイとは言いがたい。水量も少なく、とても夏にイカダ下りの大会が催されるとは思えないような、そんな川だ。 水が汚いからそうしているのか、はたまたどこかから逃げてきたのか、いつも不思議に思うのだが、八王子の川には、何故か緋鯉真鯉を交えて大きな鯉がいっぱい泳いでいて、淺川とてそれは例外ではない。 今日は晴天。花粉症の人間が(娘も)マスクもせずに、八王子の戸外を自転車で走るなんて、はっきり言って無謀。ふたりともハナミズとくしゃみを繰り返し、持って出たポケットティッシュ2袋がすぐに無くなってしまった。 それでも、娘と自転車に乗るのなんか半年振りくらい。前回立川の昭和記念公園まで走ったのはつい最近だと思っていたのだが、あまりに長いブランクに、少々驚いたりした。娘の記憶の中で、このブランクがどう処理されているのかは定かではないが、それなりに喜んでいるようで、悪い親ながら、これはこれでちゅっと安心したりする。 そう言えば、あの時もふたりでハナミズを垂らしていたように覚えているが、この親子の敵は、どうやらスギ花粉だけではないのかもしれない。食生活の問題か、本当に困ったものだ。風邪も全快とはいかないし、春はアレルギー性の喘息ぎみで、やっぱり辛い。雪の谷川岳にも、花粉は飛んできているのだろうか? トレーニング不足より、むしろそっちの方が心配である。 娘を乗せての半日サイクリングなど、所詮ポタリング。たいしてトレーニング効果があるわけもないが、久し振りに汗をかき、娘サービスも叶い、まあ満足である。淺川には、汚いながらも意外と人が出ていて、午後のしらけた光の中、街の人間のささやかな自然交歓の姿に、ちょっと胸を打たれるものがあった。 たまにはこんなのも悪くない。 |
| もうそんな季節
2002年3月6日
去年この場で惨状を書いた、あれからもう1年たつんだねぇ。 花粉と風邪のダブルパンチで、通常の半分ほどしか酸素を取り入れられないまま、かろうじて生きているという感じ。酸素不足で頭は痛いわ、意識朦朧だわ、咳はひどいわ、本当に何にもする気が起きない。いつの間に、春はこんなに恐ろしい季節になったものか・・・。 再来週は、にゃんちゅうさんと谷川岳の東尾根に行く予定だったが、登山届を取り寄せられないまま、届け出期限の10日前を過ぎてしまった。韓国出張中のにゃんちゅうさんから、2度ほど国際電話で悲痛な嘆願があったらしいのだが、こっちの帰りは遅いし、携帯はなぜかつながらずで、諦めてしまったのか、さすがに今日は電話がかかってこなかった。何にもできなくて、ホントに申し訳ない。社長から、怒涛のように色々な要請が入り、花粉と相まって、頭がパニックだったんだよ。 でも、パニックも乗じてくるとポンッとはじけるものなのか、昨日は全てをほっぽり出して、でんでん、みきちゃんのOFF会に行ってしまった。まあ、良いリフレッシュにはなったけど、風邪はかえって悪化。もう、生きているのが辛いっすぅ。 花粉めぇ〜。インフルエンザめぇ〜。・・・仕事めぇ〜。 |
| ひな祭り
2002年3月3日
久し振りに山に行かない週末であった。まあ、次女の初節句ということで、実家から母も上京してきており、越沢バットレスという話しもあったが、さすがに家でおとなしくしていた。 と言っても、男親にとってひな祭りというのは、何とも身の置き場がないもので、お祝いと言ったって何をしていいものかわからないし、殆ど寝ていたというのが本当である。まったく、山に行くか、仕事をするか、このどちらかが無いと、本当にグータラで困ったものだ。でも、さすがにそれではお天道様に申し訳ないので、たまっていた記録をいくつかアップした。ひとまず肩の荷が少しは下りたかな。 それでも今日は、上の娘を連れて映画を見に行ったりした。ちょっと早いかなぁ、とも思ったが、ディズニーの「モンスターズ・インク」をチョイス。1時間前に着いても整理券で50番目。小さな映画館なので、これでも結構ギリギリセーフなのである。さすがに公開2日目だけあって満員御礼。基本的に定員制で立ち見が無いのが救いだ。 映画そのものは、まあこんなもんかな、と言う感じ。とにかくエンターテイメントに徹している感じで面白いことは面白い。CG技術の恩恵をもろに受けた映像は、大人の鑑賞に堪えるどころか、舌を巻くといった表現ができるくらいすごいものだが、前回、ドリームワークスの「シュレック」を見た時ほどのインパクトは感じなかった。もっとも、クライマックス直前に、娘が「おしっこ」なんて言うもんだから、一番良いところを見られなかったせいもあるかもしれないが・・・。 とにかく、CG技術の進歩を体感するには持って来いかもしれない。特に、主人公の体毛のフワフワ感は特筆物だ。取り敢えず、見て損は無いだろう。3歳の子供には、スピードが速すぎてちょっとついていけない感がなくもないが、取り敢えず、最後まで寝ないで観ていたみたいだし。 おっと、気がついたらもう日付が変わってるじゃん。ひな人形を仕舞わなければいけないらしいが、出すのも遅かったし、あと1週間くらい飾っておいてもいいかな。きょう日、婚期がどうのこうの言ったって、たいした説得力にもならないし(そうでしょ?)。ホント、グータラだねぇ。 |
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