作詞家TaMuRaの作品集 2002




「MOON」  2002/04

ねえ見てごらん 月が昇るよ
夕暮れ道で電話をかけた
はるか遠い空からあなたの声が届く
同じ宇宙の下 生きてるんだ

西日を受けて妖しく光る
月の女神が魔法をかけた
遠く離れていてもひとつの空を見てる
あなたがすぐ隣にいる気がした

忙しさでつぶれそうな日々に
時にはいらだってみたり
すれ違う思いに
悔しくて見上げた空
こんな一人ぼっちの夕暮れには
いますぐ暖めに来て

今日一日の幕が下りたら
空の高みで気高さを増す月
伝えて この想いを
想いを 伝えて



「Spring time」  2002/04

Spring time 風が生まれる季節
見慣れてる教室も あとわずか 見納めだね
受験 就職 乗り越えてきた
僕たちに窓際の陽だまりも揺れている

あの日みんな騒いだ砂浜
スイカ割りで目隠しの君が
僕に近づいてくるよ
ドキドキした夏休み
僕たち自由だった

ああ でも今 季節の風に乗って
飛び立ってゆくのさ 翼広げ
ああ 本当の自由を知るために
だから 今伝えたい この気持ち


Spring time 風がきらめく季節
住み慣れたこの町も あとわずか 旅立つのさ
卒業式の予行練習
ステージに昇るとき 君の肩 震えてた

修学旅行 いっしょに歩いた
運河沿いの石畳の道で
背中ふざけ押したとき
ドキドキした君の顔
僕たち生きていたね

ああ もうすぐ 描いた明日を目指し
飛び去ってゆくのさ 違う空へ
ああ 生きてゆく理由を知るために
だから 今伝えたい この気持ち


いつかどこかでまた会うときは
もっと素敵になっているのかな
だけど最初会った日の
キラキラしたその瞳
いつでも忘れないで

ああ これから 季節の風に乗って
飛び立ってゆくのさ 翼広げ
ああ 本当の自由を知るために
だから 今伝えよう この気持ち

Lalalala....



「告白」  2002/04

桜降る校庭で君は空を見てた
手にした黒い筒が少し震えていたんだ

木陰で憩う小鳥たちもいつのまにか飛び去り
二人の距離が近づくよあと少し

今日の卒業式 合唱のときも涙を見せはしなかった
君が一瞬見せた本当の顔
僕はどうすりゃいいんだろう
時間だけが流れてく ああ


桜降る校庭で君と空を見てる
重ねた手と手のぬくもりを感じているんだ

木漏れ日揺れる光の中 花たちはさざめいて
僕の言葉を待ってるよ 息ひそめ

斜め前の席 いつも笑ってた背中をずっと見ていたんだ
僕はそれだけで満たされていたけれど
今踏み出さなきゃね
告白のラストチャンス ああ

君はうつむいて次の言葉待ってる
僕は顔を見つめ 今 思いを伝えるよ



「さよならは空に溶けて」  2002/04

 過ぎ去る夏の茜の空に
 そっと輝く一番星よ
 震える小さな私の肩を
 ずっとずっと照らしてほしい
   いつしか時は幕を下ろして
   あなたは強く強くきらめく
  それはよくある悲しいはなし
  今も変わらぬ心のあかし

 あの日のあなたのいつもの笑顔
 終わらぬはずの日常でした
 永遠という偽りの夢
 覚めたのはすぐその後でした
   私も風の翼に乗って
   心のかけら届けにゆきたい
  それは静かに流れる暮らし
  二度と戻れぬあの日のわたし

    いくつもの夏が過ぎ去って
    ポートレートが色あせても
    握り返した手のひらの形
    忘れられません

 悲しい夢見て目覚めた朝は
 窓を開いてあなたを探す
 滲んで揺れる星の天井
 だけどさよなら言うときですね
   いつしか時は幕を開いて
   あなたは空に溶けてゆきます
  それは小さな奇跡のしるし
  再び巡る季節のきざし

 いついつまでも強く生きます
 希望信じて 今はさよなら



「南無ロック」  2002/06

 今朝から袈裟着て
 頭を剃ったら
 木魚を片手に
 ババンバン
 南無南無南無南無
 Rock'n Roll
 南無南無南無南無
 Rock'n Roll
 俺がほんとの
 某 Thunder!

 今日も今日とて
 お経を読んだら
 俺を呼んでるぜ
 ホトケサン
 南無南無南無南無
 Rock'n Roll
 南無南無南無南無
 Rock'n Roll
 これであんたも
 成仏恥義理だぜ!