|
|
|
|
| VG88というデバイスは色々なインスピレーションを与えてくれる画期的な楽器です。あらゆるギター、あらゆるエフェクター、あらゆるアンプが使える為、ほぼ理想の楽器と言えますが、ただ一つどうしても使いづらい機能があります・・・。 |
 |
|
|
|
色々といじってみて、ようやく操作のコツみたいなものも掴めたある日、こいつのペダルアサインに複数のパラメータが与えられることに気がついた。・・当初は変態ドローン弦チューニングをペダル制御で滑らかに変化させたいと思って見つけた機能だったのであるが、2つ以上(実質、9・・かな?)割り当てられるのなら・・アレもついでに・・。と、かねてからマルチエフェクタに欲しいと思い描いてきた機能の実装に踏み切った。その名は、、、
「ワウペダル」
・・・「何だ、そんな事か」と言わないでください(笑)。数あるマルチエフェクタの中には様々なワウペダル・パッチが存在するけれども、どれもワウ効果の
ON/OFF まではサポートしていないんです。そりゃぁ、別のスイッチで ON/OFF すれば済むことかも知れないけれど、でもワウペダルって、ペダルを踏み込み、更に体重を掛けて踏み込むと
ON、もう一度同じ動作をすると OFF になるという「ワンアクションで効果を切り替えられ、即コントロール可能」というのが魅力なんですよね。只でさえ忙しい演奏中に右足でペダルを踏み込んで、左足でスイッチを入れるなんて芸当は無理だ!と、いうか最高にカッコ悪いですわ!!
で、パラメータのアサインとエクスプレッションペダルの改造(ほんの少しです)の具体的な方法を下に記録しておきましたのでVG88ユーザは各自設定を楽しんでみてください。
|
| ●エクスプレッションペダルの改造 |
| さて、ワウペダルといえばペダルの下に隠された ON/OFFスイッチですね。もちろんVG88にはそんなモノ付いてません。・・・付いてなければどうする??・・そう、作ってしまえばいいのです。もちろんVG88本体に穴を空けたりはしません。VG88という楽器にふさわしく、あくまでも「仮想スイッチ」というものを作るのです。 |
|
| 下の画像を見てください。上から見て、ペダルの左上にゴム足が付いているのがわかると思います。このゴム足を付ける事によってエクスプレッションペダルは最後まで踏み込めなくなってしまいます。ゴム足のサイズはだいたい8ミリ〜10ミリ程度の高さがあれば良いでしょう。一旦、両面テープなどで固定してみてこの後で述べるパラメータの設定をした後に動作的に具合が悪ければカッターなどで高さを調整してください。 |
 |
尚、ゴム足は最終的にはゼリー状瞬間接着剤かゴム用接着剤で固定してくださいね。普通の液状瞬間接着剤などは硬化後にカチンカチンに硬くなるので、いまいち使い勝手が悪いです(ゼリー状のものでも硬くなってしまうものがあります、もしも不安でしたら最初からゴム用接着剤をお勧めします・・ただし、乾くまで時間が掛かります)。
ゴム足以外に考えられる部材として、巷で結構メジャーな方法らしい「消しゴム」という手もあります。もっともこの場合はペダルの後部に消しゴムを挟み込んで「ワウペダルらしさ」を作るのが目的のようですが・・。 |
|
| ●ワウペダルらしさを演出する各パラメータのセットアップ |
| ハードウエアの改造が完了したところで次はいよいよパラメーターのセットアップです。前項で取り付けたゴム足が一体何の役に立つのか!?・・・それはVG88に装備されている「マルチ・パラメーター・アサイン」(私が勝手に名づけました(笑))のちょっとしたトリックを使ってワウ・エフェクトの
ON/OFFをやってしまうのです。それではいよいよパラメータをセットします・・・。 |
|
|
|
| これがこのマジックの最大ポイントです。ゴム足によって上限を遮られる形になったエクスプレッションペダルですが、ホンの少しだけ踏み込む力を増やすことにより残りの領域までアクセス出来るようになるんです。その微々たる領域に対してアクティブレンジを設定してやり仮想スイッチを作ってやります。 |
|
|
 |
→
|
 |
| まず、ワウのON/OFF設定。初期状態ではOFFになっているのが普通だ。モードはトグルスイッチモード(踏むたびに切り替わる)、これを本体エクスプレッションペダルに割り当てる。 |
|
そしてこれが肝心の2ページ目。アクティブレンジの設定だ。パラメータの値に注目して欲しい。これによってペダルを最後まで踏み込まないと
ON/OFFが切り替わらないようになっている。 |
|
|
|
| ワウペダルの「踏みごこち」というものは本物をドライヴした事のある人にしか解らないでしょう。ワウペダルは「ペダル」という名前が付いてはいるものの、微妙なトーン調整に使うデバイスではありません。どちらかといえば音色を切り替えるスイッチといったイメージの方がしっくり来ると思います。ここではその「プレイ・フィール」を出来るだけ忠実に再現してみます。また、ワウペダルはオーナー毎にギアの噛み合わせを変えたりしていますので、全て同じトーンがする訳ではありません。この辺りは各自微妙に違うので納得のいくまで調整を繰り返してください。 |
|
|
 |
→
|
 |
| 続いて、フリケンシー・ペダルの設定だ。ここはそのまんま 0〜100でOK。この設定を同じく本体エクスプレッションペダルに割り当てるのがミソ。 |
|
そしてプレイフィールを決定するアクティブレンジの設定だ。これもパラメータの値に注目して欲しい。 |
|
| ●本体エクスプレッションペダル改造後の動作 |
| さぁ、全ての作業が完了したところで簡単に動作の説明をしてみます。 |
|
|
 |
 |
 |
|
|
| ■ |
取り付けたゴム足がリミッターとなり、これ以上踏み込めなくなる |
|
| ■ |
ゴム足の弾力、もしくはペダル右側のたわみ(ねじれ)によって5ミリ程深く踏み込むとワウの
ON/OFFが可能となる |
|
|
| ●エクスプレッションペダル改造による問題点とその解決 |
エクスプレッションペダルにゴム足を取り付けた事によりVG88に若干の問題が発生します。それは可動範囲が狭くなった事により他のパッチに設定されたエクスプレッションペダルのパラメータ・レンジまでが狭くなってしまいます。
しかしこれは問題の発生するパッチでのパラメーターアサインに対してペダルのアクティブレンジを最大値で120辺りを上限にしてやれば解決します。この辺りは貼り付けるゴム足の高さにもよるので、各自微調整が必要ですね。
・・・・設定の変えられないプリセットパッチの場合には不可能ですので、良く使うものはユーザーエリアにコピーしてご使用ください。 |
|
| ●マルチ・アサインの応用例 |
|
■例えば、ワウのアサインはそのままで、フェィザーのレイトコントロールもエクスプレッションペダルに割り当てると設定の仕方によっては何とも不思議なサウンドが出せます。実験してみた感想では「ジミーペイジ・トーン」みたいなイメージだなと思いました。
■あるいは、外部エクスプレッションペダル(EV5)を接続してソロとバッキングの音量調節に用いる時に、本体エクスプレッションと同じように仮想的にスイッチを作りそこへディレイの
ON/OFFを割り当ててやるとペダルを最大にした時にディレイが効き、ペダルをリリースした時にディレイが OFFになるという仕掛けを作れる。VG88ではディレイをOFFにしても残響は残るので不自然な切れ方にならなくて済むので有難いです。
■コントロールスイッチにCOSMアンプの複数のパラメータをアサインして設定をまるごと切り替える事も可能だ。ひょっとしてデュアル設定が無くなったのはこのため??何にせよアンプ・タイプがコントローラにアサイン出来ないのでこの機能はかなり使えるかも。
■COSMギターのピッチシフトの各弦のシフト量をペダルにアサインする事により変則チューニング2種類をなめらかにペダルで切り替えられるようになります。・・私は元々これがやりたかったんですけれどね。(苦笑)
VG88というデバイスは今のところ最高ですね。今回のこの機能により他の新製品もこの仕様に変わっていく可能性は高いですね、GTシリーズとかのマルチエフェクタには全て搭載していて欲しい機能だなと思いました。 |
|
|
|
■
|
|
VG8連絡会 / yabori
web / GK2A内蔵工事
|
|
■
|
|