60年代の切手ブームと言えば、記念切手発売日に郵便局に列ができるほどで、週刊誌などの切
手高騰の話題が火をつけた。確かに10円そこそこの額面の切手が何千円、何万円になる訳です
から。少年雑誌のプレゼントコーナーや通信販売にも「切手」があらわれ、グリコや調味料「ハイミ
ー」には実際に切手が景品として入ったし、文具店でもつるしで古切手をうった。僕たち小学生も、
ストックブック、ピンセット、カタログという切手収集の3種神器を手に友達とうんちくを語ったもので
ある。
当然切手の発売日は平日であるので、親たちが買っていたのだろう。オリンピックには開催の記
念切手の他に、事前に寄付金付きで売ったものがあり、このあたりから切手はなじみ深いものに
なっていった。
たしか1963年頃だと思う。当時の趣味週間、文通週間の切手は特に高価で、「月に雁」「見返り
美人」などは高嶺の花でしたが。 |