ラブ・タンバリン (1999.8.7追加)
後藤 羽矢子 フランス書院コミック文庫
初版発行 1999年5月31日 定価 本体438円+税
ISBN4-8296-7388-5
惑星ラウルス、そこは女性だけが住む星。ラウルスの住人は周期的に性別が男に変わる期間「メールデイ」を経て、子孫を残す。
そのため、確実に子孫を残すため、ラウルス人は決まったパートナーを決めず自由にSEXをし、子作りをしてきたが、最近交流の始まった地球の影響を受けて、固定したパートナーを2人で組んで生活する「結婚」というライフスタイルを選択する人たちも現れる。生物学的な困難と、「結婚」を「歪んだ地球のモラル」と軽蔑する周囲の冷たい目に晒されながら……。
18禁コミックですが、かなりSFしてるコミックだという評判を聞いて、読んでみました。
確かにSFしてますね。異文化系統のSFとして、えらく面白いです。しかも、こういうのをネタにしているのに、まったく退廃的な感じがしないっていうのも珍しいかも。
こういう性転換ネタというか、男性&女性の役割が曖昧な作品は、他にもありますが、大概が不健康っぽくて、未来に何の希望も無いような暗い雰囲気になりがちなのに、この作品は、ただひたすらに明るくて健康的で、未来への希望が満ちあふれてます。
ストーリーもよく出来ていていて、SF属性のある人に限らず、こういう本を普段読まない普通の読書人でも充分読めるレベルでしょう。というか、そういう人に読んで貰いたい作品かも。
18禁コミックということもあり、Hシーンは多いですが、同じキャラでも男女の性別がしょっちゅう入れ替わるので、いわゆる”実用”には使えない人が多いかも。まあ、発情期ブルマ検査よりは、マシかもしれませんが(笑)。
というか、このコミックって、男性より女性の方がウケが良いかもしれないと思ったりもして。作者も女性だし。
ただ、出版されているのが、フランス書院コミック文庫というのは、やっぱ買いにくいですよね(笑)