陸海空最先端ウェポンの功罪 ドイツ軍の兵器比較研究  

 著者 三野 正洋  光人社

 初版発行 1997年10月27日 定価 本体1、800円+税

 ISBN4-7698-0831-3


 「日本軍の小失敗の研究」(正、続)、「ドイツ軍の小失敗の研究」、「日本軍兵器の比較研究」などの著書で、第2次世界大戦に枢軸側が犯した細々とした失敗などを指摘してきた三野正洋が、今度は当時の最先端をいっていたナチスドイツ軍の使用兵器を他の交戦国の兵器と客観的な目で比較した本です。

 海上兵器、航空兵器、陸上戦闘兵器、戦闘車両、その他の兵器、というふうに章分けがなされており、それぞれ各交戦国との同種の兵器とのカタログデータとの比較が行われています。純粋に数字だけで判断することが多いので反感を覚える人もいるかもしれませんが確かに客観的です。

 そうしてみると、

などなど、最新兵器を装備しながら、かなりバランスの悪い軍隊像が浮かび上がってきます。

 しかし私が昔から思っていたことであり、この本でもはっきりと証明されていることは、やはり第2次世界大戦の最強の軍隊はアメリカ軍ですね。極めてバランスのとれた軍隊だし、極端に劣っている兵器があるわけでもないし、行動は合理的だし。

 あと少し難点として、この本は以前出版された「ドイツ軍の小失敗の研究」を読んでいるものとして話を進めているところが多々あり、読んでいない読者には少し理解しにくいところがあるかもしれません。

 

軍事関連に戻る

トップへ戻る