世界の傑作機 別冊 ペンタゴン・カタログ 戦争のお値段 (2003.4.6 追加)
構成 西村直紀 文林堂
発行 平成15年5月10日 定価 本体838円+税
ISBN4-89319-101-2
現在のアメリカ軍が使用している兵器や軍需物資の値段をまとめた本です。
1機13億ドル(1560億円)のB−2ステルス爆撃機から下は軍用靴下2ドル90セント(348円)やねずみ取り36セントまで、アメリカ軍で使われている色々な物資の値段を取り上げてます。
兵器の値段というのは単体ではよく取り上げられますが、この本のように色々なジャンルのをひとまとめにして取り上げられている本は無いので、単体の値段では判らなかったものが、他の兵器の値段と比較することによって見えてくる事もあります。
例えば、
・B−2ステルス爆撃機の1機の値段13億ドル(1560億円)は、イージスシステム搭載のアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦1隻の値段10億230万ドル(1202億7600万円)より高い。
これでは、配備数減らされるのも当たり前です。
・F−117ステルス戦闘機の1機の値段は4500万ドル(54億円)で、低コスト戦闘機なF−16ファイティング・ファルコン戦闘機1機の2000万ドル(24億円)の2倍ちょっとで意外と安い。
実は、艦上戦闘攻撃機のF/A−18スーパーホーネット5700万ドル(68億4000万円)よりも安かったりします。
など色々と比較できて面白いです。
あと、この本の凄いのは、アメリカ軍全体の兵器の値段を扱って、その兵器や物資ごとに簡単な解説やスペックが書かれているので、そのまま「アメリカ軍辞典」になっていることです。
それと、あくまで「兵器の値段」という点だけに絞って書かれており、ページ数も128ページと薄くて簡単に読めるので、軍事マニアじゃない普通の人も読んでちゃんと理解できる本です。
値段も838円とそれほど高い本では無いですし。
この本に書いているような知識は、他の本でも簡単に見つけだすことが出来ますが、「値段」という点に絞って編集したことで、かなり優れた効果が出てます。