使える兵器 使えない兵器(上・下)
著 江畑 謙介 並木書房
上巻 人が命を託して使う道具
初版発行 1997年11月5日 定価 本体1,800円+税
ISBN4-89063-085-6
下巻 人間の知恵の限界
初版発行 1997年11月5日 定価 本体1,800円+税
ISBN4-89063-086-4
著名な軍事評論家である著者が、現在の兵器技術の常識や問題点などを解説した本です。
上巻は「人が命を託して使う道具」という題名で、章ごとに
という風に分かれていて、全般的に個々の兵器そのものに関して、失敗例などをあげながら解説しています。
下巻は、
からなっていて、全般的な兵器運用システム、新型兵器開発に関する環境へのツケなどを解説しています。特に旧ソ連の原子力潜水艦の歴史や現状についてはショックを受けました。洋上で原子炉がメルトダウンを起こしたなどという事故が数多くあったり、使用後の原子炉が平気で海中投棄されていたとか、退役した原子力潜水艦のうち2/3がまだ原子炉が入ったままで手入れもなしに港に係留されているとか背筋が寒くなる話ばかりですから(-_-メ)。
全体的な内容としては、著者がこれまで出版してきた本などで言ってきたことの繰り返しも多いですが、きちんと最新の情報に基づいて更新していますし、なかなかうまくまとまっていて軍事技術の知識の有無に関わらず読みやすい本だと思いました。