DADDYFACEシリーズ 
 著者 伊達将範 イラスト 西E田 電撃文庫


DADDYFACE


 初版発行 2000年3月25日  定価 本体590円+税
 ISBN4-8402-1478-6

DADDYFACE 世界樹の舟 (2000.7.5追加)

 初版発行 2000年6月25日 定価 本体690円+税
 ISBN4-8402-1534-0

DADDYFACE 冬海の人魚 (2001.1.9追加)

 初版発行 2001年1月25日 定価 本体690円+税
 ISBN4-8402-1731-0

DADDYFACE メデューサ (2003.7.10追加)

 初版発行 2003年7月25日  定価 本体690円+税
 ISBN4-8402-2405-6


 21歳の貧乏でダメダメな大学生、草刈鷲士のもとに、突然12歳の美少女、結城美沙が押し掛けてきた。彼女曰く、

「あなたの娘だもん」

 しかも、彼には「身に覚えあり」

 何故か巨万の富を持ち、超兵器を扱って謎の敵と戦う美沙に巻き込まれ、鷲士は常識を越えた世界に踏み込んでいく。

 さらに、鷲士の憧れの人、麻当美貴との関係はいったいどうなってしまうのか?  

 一見単なるラブコメに見えますが、ジャンルとしては「スプリガン」あたりが近いでしょう。オーパーツとかをネタにしたアクションものですから。
 ポンポン、テンポよくストーリーが進んでいって、面白いです。十分キャラも立ってますし。
 私的には、クールな樫緒クンが結構緒気にいり(^^)。

 以前、この作者の書いた「ToHeart」小説版とかは、たいして面白くなかったのですが、なんか見違えるように面白くなってますね。続刊もかなり早く出るみたいですので、楽しみです。

 

DADDYFACE 世界樹の舟 (2000.7.5追加)

 シリーズ2作目、今回の舞台はドイツ南部のバイエルン地方です。

 相変わらず派手な作品ですが、今回の事件は、特に派手ですね〜。あんなものが浮上したんじゃ、ヨーロッパの気候自体、変わってしまうような気もします(笑)

 登場キャラクタたちも、ボルテージがアップしてますねえ。新登場キャラ達も濃いのばっかりですし。

 特に「お母様」の子供に対する暴走ぶりが何ともいい味(笑)を出してると思います(^^;。

 この巻は、同じ作者の作品リムーブカースと深い関わりがありますけど、はっきり言って、リムーブカースを読んでなくても全く問題ないです。これを読んだからと言ってリムーブカースのネタバレになるわけでも無いですし。

 ただ、リムーブカースを読んでいると、作中で語られる北欧神話の異伝「フレイア異伝」の内容が、よりよく理解できますね。

 異伝に登場する黒衣の男「スルト」は、どう考えてもリムーブカースに登場するサルトルのことであり、リムーブカースを読んだ人間なら、異伝中の彼の行動理由もよく判ります。ちょっと泣けるかも。

 

DADDYFACE 冬海の人魚 (2001.1.9追加)

 1巻のネタが「竹取物語」で、2巻のネタが北欧神話の世界樹「ユグドラシル」でしたが、今回のネタは「八百比丘尼」伝説に代表される「人魚」ネタ。つまり食べると不老不死になると言われる例のアレですね。

 もっとも、このシリーズのパターン通り、やはり最後は超古代文明ネタに落ち着いていくのですが。

 しかし、相変わらず派手な作品ですけど、これまでの作品ではコレが一番地味ですね(笑)、少なくとも一般に暮らしている人々がたいして迷惑を受けていないという点では(^^;。

 ストーリーもこれまでの既刊と同じく、有りがちといえば有りがちな話なのですが、伏線を出すタイミングが極めて上手で、ストーリーが展開する寸前に読者が、

「あっ、そうだったのか!!」

と、直後のストーリー展開に気付くことが出来る巧みな構成は変わっておらず、相変わらす面白く読めます。少なくとも「レベルが落ちた」なんて事は全くないですね。

 それと、ボツボツと主人公達の過去など、設定などが徐々に出始めてます。

 あとがきによると、次の巻では「失われた大陸」ネタでシリーズ初の複数刊になるみたいです。楽しみにしてます。


DADDYFACE メデューサ (2003.7.10追加)

 平凡な生活を送る主人公の大学生、草刈鷲士は突然アメリカ軍に拉致されて、輸送機の中に放り込まれる。
 輸送機が着いたのは、地中海の小島ティラ島。
 そこでは、NATO軍と、風体は古代のギリシア人兵士で、巨大ドラゴンとコピー生産した現代兵器を自在に操る謎の武装集団が激戦を繰り広げていた。
 さらに、これまでのシリーズで戦いを繰り広げてきた古代の超技術を狙う組織「ミュージアム」も介入してきて、さらに「ダーティ・フェイス」そのものも事件に参入し、修羅場が始まる。

 前の巻から2年半ぶりに新刊が出ました。
 巻数とか題名で区切りが付いてないので判りにくいですが、この巻は前巻のあとがきで宣言されていた「失われた大陸」ネタの複数刊シリーズの1巻目です。
 そんな訳で途中の良いところで終わっているわ、中盤になるまで状況説明ばかりで、これまでのスピーディーさは欠けていて読むのが辛いわで、ちょっと大変だったり。
 まあ、中盤のダーティ・フェイスとアトランティス王国軍とのバトルあたりから、これまでのスピーディなノリに戻っては来ますが。

 とりあえず、この巻はこれまでのシリーズに出てきたキャラ及び新キャラの顔見せ的な感じで、ストーリー的にはこれからって感じです。
 続刊が早く出ることを望んでます。 

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